舞台「焔、舞え」ありがとうございました | いましょー の 人生いつでも かまへんかまへん

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役者、声優(志望) 今井翔一のブログです
日々の出来事や役者の話し、趣味の事なのなの綴っていきます!

まいど!
いまいです!

めちゃんこ遅くなりました…
思いの丈募って長文書いてたら遅くなりました。

と言うわけで!
先月11/19~22にFIFTH Units第三回公演「焔、舞え」への御来場誠にありがとうございました!





ここの劇団さんに関わらせて頂くのは今回二度目。
現在所属している演劇ユニットApriCoTの主催やメンバーと巡り会えたのもここの劇団のお陰なので僕にとって非常に恩義ある公演でした。


舞台の内容なんかはApriCoTブログにて和泉氏に代筆して頂いているので、そちらを
チェケラ!

今井翔一出演舞台「焔、舞え」


思いの丈や役への弔い(?)は実は千秋楽翌日にTwitterにて吐き出しておりました。
向こうを見ていない人もいるかもなのでコピペしながら肉付けしていきます。



あの舞台、約110分あったそうです。
長いか短いかは分かりませんが、けど僕が演じた役が喋っている時間は合計15分程度も無かったと思います。
それでもあの役は毎ステージ、あの約110分を精一杯生き続けてくれました。

そんな彼の一つ一つの言葉やその時々の表情、取った行動や高ぶった想いの何か一つでも観ていただいた方の心に残ってくれれば、
ふと皆さんが思い返してくれた時に賊の頭やってるくせに冒頭で泣いてたヒゲいたなーと残っててもらえれば
僕も彼も焔を付けたことが間違いではなかったんだなと思えます。





その昔FIFTH Unitsの旗揚げ公演「抗」を観させて頂きました。
観てる中でここは仲の良い座組だなー羨ましい!と演者のやりとりだけで感じました。(その当時僕が出演中の舞台がギスギスしていたので余計に笑)

それに惹かれ、というか代表の吉本ポテト氏の宣伝を見てワークショップに参加したら
第二回公演「ひとりじゃない~Being under the Sky~」ではいつの間にか舞台上にいました。

そしてまたここの劇団の舞台に出演出来れば良いなと想い前に進んだ結果、
蒔田耕太に出会いました。

彼を理解していく中で僕はここにいてはいけない、この環境に身をおいてはいけないと思い、
結果ひとりを選びました。

自分の身勝手のせいで周りには沢山強要しやりづらかったと思います。
僕が逆の立場ならめんどくせーなーって思いますもん。

けど今回耕太を演じるに当たりこうしなきゃ、僕は耕太として最期まで走りきることが出来なかったと思ってます。





稽古が終わりうちに帰りひとりで悩んで
その環境に自分で苦しみ俺はここにいない方が良いんじゃないかすら考えました。
けど、ここから逃げたくない。
その一心と、蒔田耕太は多分こうだと髭を伸ばし始めた辺りから意地を張り続けました。
まあその結果、髭を巡り店長とバトって10月末頃に出勤停止になったんですけどね!笑

俺個人の強がりが舞台観てくれた人に「この髭良いね!」や「この役なら髭あって良かった」と言ってもらえたのは、
それが俺の想いと違う意図だとしてもあの時強がって良かったと思えた瞬間でもありました。

通し稽古二回目が終わった時に諸々噛み合って
俺の中の耕太が死んだ感覚を覚えました。
役者やっててこんなの初めてで、そのあと数日の稽古は真っ白な頭でやっていたので何の身にもなってませんでした。
それから自暴自棄みたいになって髭も剃ってやろうかすら思ったけど、自分に抗って本当に良かった。





千秋楽開始30分前。
その辺りから僕は蒔田耕太を演じるではなく、蒔田耕太として生きていました。

尊敬する人達に初めて言葉と力を戴き背中を押してもらい、
なにも出来ない己の無力さを感じ、
この背中を守るために戦うと覚悟を決め、
結果俺だけ生かされる。

あの人の想いを守る為に、俺はあの人になりたいと想い。

彼としての最後の戦いと信じて挑むその時。
俺が手に取っていたのは襷でした。





写真は3ステージ目の時に撮っていただいたものなので、
襷はしていません。
稽古やってても付けるつもりはありませんでした。

けど、耕太として生きて耕太として考えてあの時を生きた結果、
耕太はあの格好を選びました。

直前、しかも幕が開いてからの衝動的な行為に頷いてくれた吉本さんには本当に感謝しております。




最後の最期でようやくこれの意味に気付けて。
耕太はこうしたかったんだなって、その時初めて彼としての想いにたどり着いた気がします。
衣装のうーたん、本当にありがとう。





今回役者として本当に良い経験が出来ました。
約二ヶ月間の稽古、本番中。
これまで経験したことないような役との会話。
感じた方向に進んだ結果、間違えた事も沢山ありました。
けど、それでも最期には耕太としての沢山の想いを舞台上に残せてこれて
それを他の人が汲み取ってくれて。
それだけで蒔田耕太として生きて来れて幸せでした。

舞台袖に戻ってから想いが爆発して泣き崩れてたものが
千秋楽では全てあそこに置いてこれたもんな。
あの時耕太の想いと一緒に耕太自身も置いて来れたと思います。

ありがとう、耕太さん。お疲れさま。





これからも役者として今井翔一頑張っていきます。
今回御来場頂いた方々、気にかけてくれた方々。
本当にありがとうございました。
そしてこれからも宜しくお願いします!
(あれ、これ最後シーンじゃね?)



しょーちゃんでした!

ほなまた!