1982年のUKヒットセレクションから漏れた曲の中から、
USヒットを集めてCD1枚分に収めました。
今回は6回目。偶数回ですので、3曲をご紹介します。
今回はいずれもオリコンチャートには入っていません。

Rosanna / Toto

「ロザーナ」TOTO

全英12位(1983年)/全米2位(年間14位)

グラミー賞受賞作となったアルバム『聖なる剣』からの最初のシングルで、

全米では5週連続2位となり惜しくも1位にはなりませんでしたが、

この曲自身もグラミーのレコード・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

フレーズこそキャッチーですが曲は手練れのTOTOらしい演奏で、

テンポの取り方が特徴的です。

また日本ではシングルはチャートインしていませんが、

アルバム『聖なる剣』は全米・全英の4位をしのぐ最高3位を記録しています。

なおイギリスでは翌年「アフリカ」の大ヒットを受けて再リリースされ、

最高12位となっています。

そしてこの曲といえば、前もご紹介したこれですね(笑)。

Hold Me / Fleetwood Mac

「ホールド・ミー」フリートウッド・マック

全米4位(年間31位)

3年ぶりのアルバム『ミラージュ』からの最初のシングル。

全米では安定した人気で最高4位でしたが、

イギリスではなんとチャートインしていません。

(正確には1990年にチャート下位に入っています)

リンジーとクリスティンの2人がヴォーカルというスタイル。

フリートウッド・マックは基本的にだれか1人がメインヴォーカルになるのが普通なので、

珍しいパターンではあります。

Don't Talk To Strangers / Rick Springfield

「ドント・トーク・ストレンジャー」リック・スプリングフィールド

全米2位(年間20位)

前年「ジェシーズ・ガール」の全米1位で、俳優に加えて、

元々の土俵だった音楽シーンでもスターになったリック・スプリングフィールド。

続くアルバムからの最初のシングルがこれで、

見事最高2位を獲得。

渋い曲で1位になるにはどうかという感じですけど、サビはキャッチーで、

堅調にヒットしました。

イギリスではほとんどの曲がヒットしておらず、これも圏外。

また日本でもシングルヒットはありません。

US Hits 1982 Selection #6