★★★☆☆
3月某日。
その男達は岡山にいた。
男達は無駄に女子力の高い創作料理屋に乗り込んだ。
理由は、
「スパークリングワイン浴びる程呑むンゴ♡」
だそうだ。
店内に入ると、キャッキャと初対面を変な気遣いで、盛り上げ隊長の声も上ずり気味な合コングループや、
仕事帰りに友達と待ち合わせて愚痴をこぼす女子達でいっぱいで、
当然ながら男二人組など皆無であった。
律儀に予約までしていった先の店員さんは、
まさか男二人組とは思っていなかったのか少し困惑気味ではあったものの、
奥の席へ案内してくれた。
とりあえずビールで乾杯して、お互いの近況報告もそこそこに
新しいレコーディングに向けてのミーティングに話が弾む。
他の席そっちのけで、BMGの曲を爆音でかけたり、
懐かしいHIPHOPをやっぱり爆音でかけたり
予定通りスパークリングワインをグイグイ行く。
途中、カルーアミルクなんぞで濁す一面もあった。
心も体も女子になってどうする、と、結局スパークリングワインに強引に引き戻しながら、
俺はあるものを検索していた。
今まで、興味のかけらすらなかったものを探していた。
それは、
風俗。
きっと、東京に居るいつの間にか付き合いだした女とのセックスがのっけからつまらなかったのが災いしてなのだ。
きっと、最近ステータスや財布の中身ばっかり狙ってくるようなクソみたいな女をあしらうのに疲れていただけなんだ。
きっと、何だか寂しかっただけなんだ。
その店を出る前に相方はトイレでリバース。
からの、何故かショットバーに寄って、またな!と別れた。
ホテルに帰着。
部屋に戻るなりベッドにダイブしてその勢いでデリヘルに電話した。
もうだいぶ酔っぱらっていてドキドキする神経すら眠りこけていたのだろう。
さも御用達なトーンで電話口でしゃべる。
何をどう要求したら良いのか分からず、とりあえず50分コースを選択。
どんな子が良いですか?
この質問に結構衝撃を受けた。
どんな子ってwwwwwwwwそりゃあ
かわいい子で
ってなるだろおめえええええwwwwwwww←黙れ
10分程で着きます、着き次第またお電話しますと電話を切り、
そこからソワソワソワソワ、興味も無い外観を覗いてみたり、NHKで真面目にニュースを見てみたり
何故かトイレのチェックなぞもしていたら、再び電話が鳴る。
着きました。今から女の子上がります。
くる・・・・!!!!!
後編へ続く