前回の物語は→
あらすじ
イタリアに両親と
離れて暮らして
一人で絵本読んでいた
バカ坊っちゃんの
はーるくん
ところに
突然現れた
謎の女ションション。
「パパとママに
バカ坊っちゃんが
イタリアに行ける様に
お手伝いとして
一緒に暮らして下さい。
と頼まれた」言ったら
はーるくんは
ずっと一人でパパとママが
恋しくて泣き出しました。
ションションが手を握って
「バカ坊っちゃんの側には私がいます。」
と言いました。
初めて温もりを
感じた瞬間でした。
はーるくんが
「僕は一人じゃないの?」
ションションがニッコリ
微笑んで頷きました。
はーるくんに今までにない
感情が芽生え始めていることは
まだ誰も気付いていません。



はーるくんは
手を握ってくれた
ションションの温かさに
ママとは別の
不思議な感情が
湧き出ていました。
「ションション?」
はーるくんが呼んだら
「はい、バカ坊っちゃん
どうされました?」
ションションは
微笑みながら
聞きます。
はーるくんは
「僕ションションと
一緒にいて何するの?」
と尋ねました。
ションションは
「バカ坊っちゃんは
ずっと一人でいたので、
一人だと出来ないことが
多いですが…。
私と一緒にいることで
二人で出来る練習します。
そしたらいつか
バカ坊っちゃんが
一人で出来るように
なると思います。
そのお手伝いを
させて下さい。」
と優しく答えました。
はーるくんは
「一人だと出来ない
ことあるの?」
不思議そうに聞きます。
ションションは
「はい。」
と答えました。
はーるくんの頭は
一人で出来ないことが
何なのかよく
わかりません。
ぐるぐる考えが
頭に回っていました。
目の前にいる
ションションの顔を
見つめるうちに
寂しさが少しだけ
消えていきました。
続く



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