ショーネンが不登校になってから、1年半が経過したとき、ポケモンGOが流行り始めました。このゲームは世界中で人気となり、当時お祭り騒ぎでした ショーネンは、これがきっかけで外に出る機会が多くなりました 夏の暑い日に一人で外に出かけ、当時最強であったカイリューを求めプレイしていました ここで気づいたのが、今までニコニコ生放送を見ていて、同じような境遇の人がたくさんいて心地良かったのですが、外に出て社会人や学生を目の当たりにしてみると、今後の将来について急な危機感が芽生えてきました このままではまずいと、ショーネンは焦り始め、ついには高校入試を受けることを決めました
しかし、この頃(9月)は周りの同級生はすでに高校に入学しており、9月に高校入試(編入)があるのは、定時制高校ぐらいしかありませんでした とりあえず中学生に仲の良かった友達に連絡先と近況を報告し、高校入試対策として個別指導塾に通い、高校入試に向けて勉強をしていました。 まずはじめに難しかったことは生活習慣を元に戻すこと。朝に起きるのがどうしても苦手でこの生活習慣を元に戻すのにかなり時間がかかりました
高校入試までは2週間でした。この時のショーネンの心境としては、まあ受かるだろうぐらいとしか考えていませんでした 受験予定の高校は、名前を書けば受かると噂で、偏差値は40ぐらいでした 受験する科目は国語、英語、数学。 この頃のショーネンは、数学は因数分解、英語はbe動詞ぐらいしか知らない状況でした。唯一事前知識のいらない国語がなんとか平均点を取れるぐらいでした。
入学試験を終え、ショーネンは謎の受かるだろうという自信を持ち合格発表日を迎えました まさか自分が落ちることはないだろうと、合格者の受験番号が書かれてあるボードをまじまじと見つめていました。どこを探してもない、これはなにかの間違いじゃないかと、何度も受験番号を探してもそれでもない。じわじわと落ちた実感をショーネンは実感していました この試験に落ちると、高校浪人をしないといけませんが、少なくとも日本ではそのようなことは聞いたことがありませんでした。まるで大地が真っ二つに割れたような、信じられない事実を突きつけられました。
親は次があるよと慰めてくれましたが、ショーネンはもう放心状態 この日は何も考えることができませんでした ショーネンの友達もまさか落ちるとは思っていませんでした
この次なにをすればいいかわからず、絶望状態。人生お先真っ暗。外に出ると人と顔を合わせられないぐらい自信をなくし、絶望していました