「私に会うまでの1600キロ」公式サイト



公式サイトから。
気軽な山歩きの経験すらないのに、何のトレーニングもせず、1600キロ踏破に挑んだ女性がいる。アメリカ西海岸を南北に縦断する自然歩道パシフィック・クレスト・トレイルという過酷なコースを歩いたシェリル・ストレイドだ。彼女がその途方もない体験をまとめ、世界を驚きと称賛で包んだベストセラーの映画化が実現した。シェリルには『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』のリース・ウィザースプーン。未知なるドラマに溢れた冒険を体当たりで再現した。彼女の母親に『インランド・エンパイア』のローラ・ダーン。亡き母と娘の心の絆を演じ、アカデミー賞®Wノミネートを果たした。監督は数々の賞に輝いた『ダラス・バイヤーズクラブ』の名匠ジャン=マルク・ヴァレ。なぜ、彼女は歩いたのか?物語と共に明かされるのは、愛する人を失った悲しみからのどん底の日々。美しくも厳しい大自然のなかで、彼女が本当の自分と出会うまでを描き、観る者にどんな逆境の中でも前に進むパワーをくれる感動作が誕生した。

スタートしてすぐに、「バカなことをした」と後悔するシェリル。
今日から一人で砂漠と山道を歩くのだが、詰め込みすぎた巨大なバックパックにふらつき、テントを張るのに何度も失敗し、コンロの燃料を間違ったせいで冷たい粥しか食べられない。この旅を思い立った時、シェリルは最低の日々を送っていた。どんなに辛い境遇でもいつも人生を楽しんでいた母の死に耐えられず、優しい夫を裏切っては薬と男に溺れていた。遂に結婚生活も破綻、このままでは残りの人生も台無しだ。母が誇りに思ってくれた自分を取り戻すために、一から出直すと決めたのだ。だが、この道は人生よりも厳しかった。極寒の雪山、酷暑の砂漠に行く手を阻まれ、食べ物も底をつくなど、命の危険にさらされながら、自分と向き合うシェリル。果たして彼女が、1600キロの道のりで見たものとは──?

上映時間2時間、全く眠くならなかったですね。だただたリース・ウィザースプーンの歩きと過去のフラッシュバックが交互に映し出されるだけなのですが、どんどん惹きこまれていって、エンディングの音楽で涙がどーんと溢れてきてしまいました。久しぶりに気持ちの良い涙を流すことができました。
ということで、この映画「必見」という以上に私が何か付け加えることはできないのですが、映画の中で繰り返しイントロが流れ、リース・ウィザースプーンの母ローラ・ダンが鼻歌を歌っていた曲は、「コンドルは飛んで行く」なのです。そしてリース・ウィザースプーンが1600キロ踏破した後サイモンとガーファンクルのボーカル入りでエンディング曲として流れるのです。これにやられました。一気に涙です。ぜひ映画館で!

♪(都会の)道となるよりは森になりたい・・・私は自分の足で大地を踏みしめ 地球を 自然を 自由を感じたい♪
(「コンドルは飛んでいく」歌詞の訳の一部)