絶対にロックを聴かせたくない。
お母さんは若い頃何聴いてたの?私は笑ってこういう。「ママはミスチルとかサチモスとかaikoとかよく聴いたよ^_^」

まあそれも本当だけど、青春時代に1番聴いたのは銀杏ボーイズだった。くるりもよく聴いた。

サブカルがよく聴きそうなその界隈の音楽は一通り漁った。
サブカルとか考えなくとも、ロックは自分にとって何よりしっくりきたし、唯一自分が生きてる事を実感出来た。だから毎日爆音で聴いていた。ガラスが震えるほどにボリュームあげて。
お城みたいに大きな家の納戸みたいな小さな部屋で、吐き出すように歌っていた。
ロックに溺れていた。

ライブには、大人しそうな顔で、ライブキッズにまみれてモッシュしたりしていた。死にたい死にたいと願っても、ライブ終わりにはあー生きてる。楽しい。そう思えた。

峯田和伸を10代から崇拝し続けた。崇拝し続けたあまりに人生は荒波にのまれ、涙なしには語れないものとなった。
思いだせば切なく苦しく、いまだに後悔が付き纏う。破滅的な思想をいつも持ち合わせていた。

まさにロックな青春を送ってしまった。
とても楽しかったけれど、、ね。
大人になってみて周りを気にしながら、普通になれるように自分をあまり出さないように気をつけた。そして色々な場面場面で自分の行きたい方向と真逆に行くように努力した。

クリープハイプの世界観が好きでここ何年も聴きまくったけどロックを好きな人以外にはミスチル好きの顔してフラットに過ごそうと努力した。

いつのまにか変な奴から、そんな変じゃないやつに変わっていった。
世界は少しつまらなくなった。
自分に言い聞かせる。普通の毎日こそが何よりの幸せだと。
果たしてそうだろうか。
死ぬ時にわかるだろう、これで良かったとか悪かったとか。
相変わらず死にたいとか思うことも多々ある。
惰性で生きてるような生かされているような気もする。
だからかどうか知らないけれど、この命は犠牲になった犬達に注ぐことにする。救っているようで救われてるんだ、かつて私を救ったロックのように。
もう爪先立ちで足がつくから。
今はロックを泳いでいる。