映画「犬神家の一族」が45年の時を経て、現時点の最高画質4Kでリニューアル再上映されます。

来る11月19日から角川映画45周年の記念として「角川映画祭」がテアトル新宿、他で順次開催される予定です。

 

当時、中学生だった私が最も影響を受けた映画が、1976年に角川映画第一弾として上映されたこの「犬神家の一族」でした。

その時分、公開時封切り(ロードショー)の映画を見るお金がないので 封切館での公開を終えた作品や過去に上映された作品を、

格安に上映する映画館 いわゆる「名画座」で観ていました。近所にあって、別世界に誘ってくれる大人の建物でした。

 

公開当時からパンフレットや特集ガイドを手に入れてすっかり

熱狂していた私は、鑑賞当日親父のSONYのカセットレコーダーを忍ばせて客席で映画の音声を録音しました。盗録です。

家に持ち帰って再度聴いて楽しみ、石坂金田一のセリフを丸暗記して金田一に成りきっていました。

 

映画館のウインドウに飾られたいわゆる「ロビーカード写真」がどうしても欲しくなり、

受付の人と交渉して、最終上映日の翌日に貰う約束を取り付けでゲットしました。

 

 

 この映画に惹かれた要素は3つあります。

一つ目は予告です。何気なく見た時TVで男の首が突然落ちるシーンを見てショックを受けたのです。

映画では殺された助武の首が菊人形の首とすげ替えられてそれが落ちるというシーンですが、ホラー映画の恐怖そのものでしたので気になっていました。

二つ目はファンの島田陽子さんが出演しているというのを知った事。

三つ目はこれが大きいのですが、本屋のラジオで偶然聴いたサントラのテーマ曲です。

「愛のバラード」は日本映画史に残る名曲です。

いまでも愛聴しており、この「愛のバラード」のうんちくを語れます。

 

 

その後、私は石坂浩二さんのファンになりました。

当時浅草の仲見世にあったマルベル堂でブロマイドを買いに自転車で行ってました。

同じもの含めて全部買い占めて店員さんに驚かれた覚えがあります。

 

 

 

ちなみに先の4K版ブルーレイは12月24日に発売されるようです。

価格は何と¥16,280(税込)

さすがに思い切った値段です。
でも特典が充実しているので買おうと思っています。