アンビエント系のクリエーターとして海外からも高い評価を得ている人です。
彼のスペーシー&アトモスフィアな作品はブライアン・イーノの提唱した「環境音楽」エリック・サティの語った「家具の音楽」を発展させたものと言えますが、聞いた感じは人間の呼吸のリズムや鼓動にシンクロする、柔らかなビートが多く聞き取れます。
一聴するとたしかに宇宙空間を漂うような気持ちの良いサウンドですが、一方で生命の胎動を感じる面もあります。(恐らくこんなコメントを出すのは私くらいかも知れませんが・・・)
以前紹介しました「ピート・ナムルック」との共作でシリーズ化されたBroadWay2350の中からYouTubeで視覚的にも大変楽しめるものを見つけましたのでお時間ある方はどうぞ。
いわゆる一般的な音楽形態ではないので拍子抜けされるかも知れません。
よく言われる「眠たくなる」音響の類とも取れます。これは好き好きですね。
彼の作品には、まるで雲の中を突き抜けていくような幸福感に浸れるものや、神聖な光を全身で浴びるような神々しいものなど「凄いもの」があります。
メジャーレーベルではないので、常に品切れだったり、専門店でないと手に入らないケースがあります。