こんなCDをどこかで待っていました。
アンビエント系のCDで、あまり流通に乗っていないかも知れませんが手に入ります。
ぼんやりとくつろぐのに最高にお薦めのCDです。
「UMBER」 Parks
2000年作のアルバムをアレンジし直してリリースした再発盤。
随所に汽車を感じさせる音が聴こえて来て旅情と懐かしさを感じる夢のような展開が楽しめる1枚。
ずっと手元に置いておきたい作品です。

郷愁感を誘うピアノやドリーミーで清々しいシンセの持続音が見事に溶け合ってひとつになった作品。キラキラした透明感のあるシンセがまるでオーケストラサウンドのように幾重にもなってゆったりと漂っていきます。主旋律はなく音に包まれる感じ・・・このかすかな風に揺らぐカーテンの様な淡いサウンドの揺らめきが、ノスタルジックで叙情的な風景を映し出して至福のひと時をもたらしてくれます。心象風景を呼び覚ます、音楽のひとつの素晴らしい完成形でしょう。
全曲がそれぞれにいいのですが特に「The Blanket」が秀逸。10分を超える曲ですが聴く者を必ずや懐かしく優しい気持ちにしてくれるでしょう。その場所は・・・いつかどこかで見たような、まばゆい日差しに照らされた地平線の見える広大な草原だったりします。そしてゆったり汽車に乗って感傷的に浸っている自分がそこにいます・・・。
4曲各1分少しの試聴がこちらでできます。3曲目が「The Blanket」。4曲目「The Twilght]もいいです。
ぜひ聴いてみてください。