ここ5年くらいで「ヒーリング」そして「アンビエント」「エレクトロニカ」へと趣向が移りました。
それまではアコースティックの代表格であるJAZZに傾いていました。

きっかけはネットオークションに出品されていた1枚のCD。
これが、いわゆる電子音楽系に入ってゆく扉を開いてくれたのでした。
それが下のアルバム。 KODA 「Movements」です。

$Shonan Jetのブログ-声 UP


こちらで2曲フルコーラスで試聴できます。(Moment on the South Shore他)

http://www.myspace.com/watertension


ミシガンを拠点に活動するKodaの1stアルバム。壮大で美しく、全編安堵感漂う、まさにBrian EnoとHarold Buddが行ってきたアンビエント直系の世界が2005年に甦った驚きの内容。

ジャケットから何か懐かしい想いが沸いてくるのを感じました。

手に入れたら私のツボにはまりました。
Infractionより2004年にリリースされた、ミシガンのアーティストKodaのデビュー作。暖かい日差しのような、澄んだ音色の持続音が幻想的世界を描き出す、アンビエント・ドローンの隠れた名作らしいです。音楽という捉え方ですと期待はずれになるかも知れません。全曲ゆったりとした展開で流れていきますので、日中聴くと気持ちよくなって眠ってしまうかも知れません。価格も良心的ですが、再発のたびに「限定何枚」という売り方です。

私達の記憶の中には、誰でも美しいと思えた瞬間や場面が残っています。このアーティストは10枚(曲)のポートレイトでそれに応えてくれてるようです。それは小さい頃のOneシーンであったり、沈み行く太陽の温かさだったり・・・。美しいハーモニクスのウェーヴは、ゆっくりと歩み、少し膨らみながら過去の記憶を集めてくれるでしょう。


学生の頃は友人に、「環境音楽」の提唱者といわれるブライアン・イーノ、ハロルド・バットなどを紹介されて時々聴いてはいました。
この音楽もそこからの派生になるのでしょう。イージーリスニングの世界とは異にしますが、ニューエイジミュージック、エスニック系が橋渡しになって、こちらに移ってくる人もいるようです。