ミチノクの薬草魔女プロジェクト(以下、魔女プロジェクト)と山形・庄内を代表するイタリアンレストラン アル・ケッチァーノが一晩だけのスペシャルな山野草フルコースを提供すると聞きつけ行ってまいりました。(先月のこと)



ディナーの材料は前日、満月の日に魔女たちと奥田シェフが採取した山野草。

満月の日は引力で栄養も水分も上に上がるため、野草も生命力に満ち満ちた状態です。

月の満ち欠けが収穫や造りに関係するのはワインも同じですね。



移転したアル・ケッチァーノには初めて伺いました~



どうです、このメニュー

のっけからたんぽぽとマムシにドキドキあんぐり



写真左下、マムシのクロッカンテ

月山のマムシを煎って叩いて胡椒代わりに振りかけたひと皿。

非常に魔女的ですが料理したのはアルケのシェフですニコニコ


写真左下、しどけのルッコラペースト アクアパッツァ

ナッツ、セロリ、ルッコラとアサリのストックでペーストを作り、しどけとキンカラダイにあわせたもの。

しどけとペーストのほろ苦さ、魚介の旨みが融合してどタイプの味。あっという間に平らげてしまいパンをおかわりあんぐり


写真上、イノシシのローストとたんぽぽは塩こしょうのみで。

ちなみにイノシシさんは上山からやってきました。


左下。イワナとギシギシ。ギシギシはこごみの大きくなったらものをそう呼ぶそう。きっと地域ごとに呼び方は違うのでしょうね。


写真下、やぶ椿のパンナコッタ。

花を食べるって、しかも椿の花。

それだけできれいになりそうな「気分」に。

料理で食べた苦味や香りの強さを和らげる甘酸っぱさが◎


メニューは事前に魔女たちと奥田シェフが打ち合わせしてきたそうですが、結局ほとんどは山野草を採取してから決めたそうです。


同じ庄内、同じ山野草でも採取する山で味は違う、と奥田シェフ。


満月の山野草を食したおかげか、パワーフル充電できた夜でした。


自然に抗わないことかな、と。

そんなことを、なんとなくですが感じながら夜道を帰ったのでした。


ごちそうさまでした!