厳しい寒さが続く庄内です
真冬の風物詩、寒鱈まつりがこの週末も酒田で開催されています
さて、魚という食材は身近でありながら肉より敬遠されやすい…
いわゆる「魚ばなれ」といわれる昨今
日本海に面する庄内とて、毎日の食卓に気軽に登場するわけではないような気がします(特に若年層の家庭では)
私も自分で調理するのはごくたまに…
あとは主人や魚やさんにお任せ
それでもいいとは思うのですが、スーパーや魚やさんでパッと見た魚を「お、今日は◯◯にするか」なんていってみたいもの
先日図書館から借りた、料理家の栗原友さんの著書「クリトモのさかな道」
料理をする人であれば誰もが知る栗原はるみさんの娘であり、自身も料理家である栗原友さんは、自分に足りなかった魚の知識を得るために一念発起して築地の鮮魚店に勤めます
この本は、彼女が鮮魚店で働きながら日々目にする魚の旬や食べ方などを書いた連載をまとめたもの
1テーマにつき2、3ページ程度なので読みやすく、彼女の明るい性格を表す軽妙な文章がとても楽しい1冊です
話は庄内に戻りますが
庄内浜で獲れる魚の種類は日本でも随一の多さ
そんな庄内には「庄内浜文化伝道師」がマイスターはじめ何人もいらっしゃいますが
若い女のひと、いないんですよね
毎日料理するのってだいたいの家庭は女性
魚の消費を増やすには年配の男性の呼びかけより若い女性の声の方が届くと思うのです…
もちろん大先輩方に指導していただくのはとてもありがたいし伝統を引き継ぐのは大事なこと
それとは別に、
魚ばなれを阻止するべく、より魚に親しみ、消費をあげていくには栗原友さんのような方が庄内にもいたらなぁと思うのです
まー栗原友さんは、人気番組「女酒場放浪記」でもおなじみですがなんせ嫌みがない!
ただの彼女のファンかよ、ということはおいといて、庄内という地は、うちにうちにとなりがちな暗い一面があるような気がするので
太陽のような明るい女性が登場してくれたらと切に願うのであります(ほんと、嫌みのない人キボンヌw)
ま、とにかくこちらの本、おすすめです♪