『バビル2世』は
『週刊少年チャンピオン』に
1971年7月5日号から1973年11月12日号
まで連載された横山光輝の漫画、全121話


超能力者であるバビル2世と

世界征服を企む超能力者、ヨミとの

死闘を描いたSF作品でした


当初は10回連載の予定で

バビル2世とヨミがヒマラヤで戦い

雪崩に呑み込まれて終了する予定でしたが

連載開始とともに人気が上昇したことから

長編連載に変更されています



バビル2世/本名、山野浩一

5000年前に地球にやってきた

宇宙人・バビルの遠い子孫であり



バベルの塔が発する電波を

感じ取ることができ、塔のコンピュータに

正当な後継者=2世と認められた少年



ポセイドン

高速で海を移動し指先からレーザー光線を

発射する巨大ロボット



ロプロス

口から超音波やミサイルを発射する巨大怪鳥

一見、翼手竜を思わせるが実はロボット

その証拠に、のちの戦いで黄金色の体毛が

焼け落ちメカニカルな全貌を現しました



ロデム
不定形の宇宙生命体で何にでも
変身できるが普段は黒豹の姿をしている
テレパシーでバビル2世と話すことができた


ヨミ

バビル2世と同じく

『バビル』の血を引く超能力者だが

『バビル』の定めた資格に

欠けるところがあり

塔の主とは認められなかった



そして何を隠そう

この宿敵ヨミも『バビル』の血を濃く引いて

いることから、『三つのしもべ』を

従わせることが出来たんですね



最終回



ポセイドンと共に北極基地を攻撃する

バビルの前に、縫い傷だらけの

不気味な風貌となったヨミが現れた



ヨミは身体が衰えもはやバビルと戦う力が

残っていないことを告げ

「これ以上破壊すると基地の原子炉が爆発し

て北極の氷が溶け地球が水没する」と話し

バビルに攻撃を 

中止して引き返すよう懇願するのでした



バビルはそれを受け入れ去ってゆく

そして1人残されたヨミは 

基地と共に海に沈んでゆくのでした





ちなみに…

当時は劇画全盛期で横山光輝先生も

全くSF作品を描いてなかたんですが

本作のヒットで再びSF作品を 

描き続けることとなったんですよ 

 

☆テレビアニメ版『バビル2世』の紹介は

3月21日の記事をご覧ください




     🦜不意に北の空を追う🦜







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