小学生になる前だったかな
近所の文房具屋さんに
ひとつ年下の女の子がいて
お互いの家でよく遊んでました、幼馴染ね

○○ちゃんていうんだけど
可愛いというより綺麗な女の子で
お母さんは町内で有名な
モデルのような美人でした

その○○ちゃんが
ある日ウチに遊びに来たときに
『お父さんが月ちゃんにあげなさいだって』
と持ってきてくれたのが
『首チョンパ』だったんです




首チョンパが大流行したのは
昭和46年のこと
高級鉛筆「MONO」の販促品で
当時爆発的人気のドリフターズを起用して
ボディー部を握ると空気圧でキャラクターの
キャップ部(首)がポーンと飛び出すおまけです



たしかカトちゃんをもらった記憶なんですが
その後も○○ちゃんから何本か頂き
結局全種類揃うことになりました

首がポンっと飛ぶのが
当時子どもの月たちにはめちゃウケて
誰がいちばん飛ばせるか遊びまくりでした


先日、実家に用があったので

その文房具屋さんの前を通ったら

いつのまにか廃業されていて

○○ちゃんの家族は

もうそこには住んでいない感じでした


時の流れって

切ないことを容赦なく気づかせたりしてさ…

あちこち頑丈にできてるはずの月でも

やっぱり凹むときがあるのですぐすんあせる






     🦜不意に北の空を追う🦜







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