動物は癒し方を知っている。
動物は癒し方を知っている。私の愛犬たちも自分の身体を癒す方法を知っていた。なぜそう感じたかというと、調子が良くない時は、いつも決まって同じ草の所に私を誘っていたから。自分を癒す薬だと知っていて、彼女はその草を熱心に食べていた。どの犬もそうだとは限らないが、彼女にとっては薬だったようだ。そして、足に痛みがある時は海に入るのが日課だった。人間が温泉に浸かるように。気持ちのいい顔をして、波に揺られながらまどろんでいた時もある。時々、空も見ながら何か話しかけているような時もあった。今になって思えば動物は身体を治す方法を本能的に知っているのだと思う。これは犬に限らないのかもしれないが、彼女は自分を取り巻く自然の中に自分の身体を委ねていたところがある。彼女は本能のままに。動物は、感覚も鋭く、人間のように思考が盛んに働くこともないようで、とても純粋で無垢な愛すべき存在だ。そして、人に気づきをもたらしてくれる魂のパートナーだ。薬は植物から作られることが多い。植物を治癒の道具にもしていた先住民族、シャーマンなどから受け継がれた叡智は、目には見えない貴重な資源のようなもの。どんなに科学が発展していっても自然の力には及ばない。海の水もミネラルが豊富で、浮力は体に 負担が少ない。痛みのある時は水の力に頼っていたのだろう。海の水には、意識があるから愛犬の体内の水に働きかけていたのだろう。動物は治癒する力が自然の中にあることを知っている。愛犬の写真を見ながらそんなことを考えていた。