先のまんじゅう話の続きです。
ドライブの途中に農産物直売所などへ立ち寄って、農産加工品
を買う時がありますが、九州北部のエリアでは、まんじゅう商品が
売り場に占める割合は、他の地域のところと比較して結構多いかも?
と思うことがあります。
地域によっては、「もち」のみ、あるいは「焼き菓子・洋菓子はあるも
のの、まんじゅうはない」というところも結構みられます。
私が知っている農家の女性の中にも農産加工所で「まんじゅう」
一本で旦那さんの農業所得を上回るくらい売り上げる人もいます。
だから、侮れない、まんじゅうの力。
さて、製粉会社の研究開発チームに盤石の体制でサポートして
頂いた結果、私のテーマだった「おやき風まんじゅう」の皮は、
①引きが強くてもっちり、②冷凍しても再加熱でふっくら、
③生地自体がまんじゅうらしい香りに包まれる、という点を
見事にクリアできるものになりました。
研究開発チームの試作品を頂いてみることに。
一応、冷凍庫から取り出して、それを家庭用電子レンジでチン
するという、お家での加熱方法を再現して食べると、
薄皮で表面はサックリ、中はモッチリで、これは美味しい!
これまで私の試作では1個50g前後で具材を包んでいましたが、
この薄さでこのもっちり感が出せるとは・・・。
聞けば1個25gとのこと。
さすがプロの腕です。生地を薄くし、破れずに包むのは難しい技。
信州あたりのおやきだと40~60gという話を聞いていたので、
私の場合、重さの数字だけを意識してしまい、生地の食感あたりが
全く犠牲になっていたことにようやく気づく・・・。
しかし、このサンプルの美味しいこと。
こういう軽くすっきり食べられるものもあっていいですよねー。
続いて冷凍生地を少し便利に取り扱いやすくしたもの。
これで、加工の担い手さん達の作業効率はよくなるでしょう。
今回お世話になったのは福岡市那の津にある「大陽製粉」さん。
ここの中村隆男室長さんや研究開発チームの皆さんは私に
いろんなアドバイスを下さる大先生たちでもあります。
ありがとうございました!
さて、当社では明日からは移動に次ぐ移動の日々です。
今年はシーフードショーにてPRまで行くなど「牡蠣」との
付き合いが多い一年になりそうですが、その「牡蠣」のことで
長崎県の五島列島に出向きます。
また、来週は豊前市の棚田ゆずの仕事で東京有明のBIGSITE
で「アグリフードEXPO2009」に出展のため会場に張り付きます。
そうした日々の中、ころころ太ったこの見事なメタボ体型は、
きっと夏バテ知らずの日々をもたらしてくれるでしょう!