最近、農産加工の取り組みで「まんじゅう」や「おやき」

の商品化を相談されたり地元の方と一緒に試作する

機会が増えています。


たかが「まんじゅう」ですが、なかなかあなどれない。


粉の配合、粉の捏ね方、粉の熟成の仕方、成型の仕方、

火の入れ方、具の種類など工夫によるオリジナル製品

づくりの垣根が低いのが最大の魅力です。

あと、余程の大量生産を前提にしなければ、大きな設備

投資が要らない点も魅力。


あと、地元の加工の担い手さん、特に年配の女性が多い

グループの場合には、ある程度、イメージしやすいまんじゅう

づくりの作業は、みんなで一緒に製品づくりに着手しやすい

という合意形成のしやすさもあります。

確かに、誰も食べたことのない珍しい加工品なんかよりも

安心して作れるし、事業的に失敗するリスクはあまり大きくない。


先日は奈良県下北山村で、伝統野菜「下北春まな」を

入れた「まんじゅう」「おやき」を試作して結構美味しく食べられ

ましたが、冷凍品としてレンジでチンして美味しい状態か

サンプルをチェックせねばなりません。


「職彩工房たくみ」の       加工室から

「職彩工房たくみ」の       加工室から



「職彩工房たくみ」の       加工室から

「職彩工房たくみ」の       加工室から

「職彩工房たくみ」の       加工室から

あと過去には柑橘とまんじゅうの組み合わせということで、

鹿児島では「ぼんたん」のペーストと豚筋を入れた豚まん

を製造したこともありました。


「職彩工房たくみ」の       加工室から

生地も小麦だけとは限りませんね。九州では米を搗いた

モチも「まんじゅう」と表記することが結構ありますが、

入れる具材では平戸のいちごもち、佐賀県七山のよもぎ

もちなどは季節感と風味の良さが際だっています。


「職彩工房たくみ」の       加工室から

「職彩工房たくみ」の       加工室から



そんな訳でこのお盆の自主トレのテーマは、まんじゅう

生地の特訓です。


初日の今日は、以前からお世話になっている製粉会社の

研究開発室におじゃまして一緒に研究作業にお付き合い

いただく予定です。

冷凍しても美味い生地、長持ちできる生地、漬け物を挟んで

美味しい生地などを極めます!