九月、長い夏休みが終わり、子供たちは今週から二学期が始まったことと思います。今年は一日、二日が週末にあたったことから、少し得をした夏休みだったことでしょう。
週末、美術館へ出かけた際、夏休み最後のお出掛けをされている、お子さん連れのご家族を随分多く見かけました。
今週八日は二十四節気の一つ、「白露」ですね。秋の色が白であることも、さまざまな「つゆ」がある中、秋のつゆは「露」であることも、うんと若い内に知っていたのならば、物事の見方、季節の感じ取り方が更に豊だっただろうなと、つくづく感じます。
だから、クラスでは受講者様の日々の生活が一層豊かになることを願って、惜しみなくアウトプットするようにしています。
さて、こちらの画像はむかごです!
びっくり、びっくり。
都内で実際に実っている様子を見たのは初めてです。しかも自宅近所だったから、最初本当にむかごか、分からなかったくらい。いつも調理されたものばかり目にしていたから・・・・・・。
これまた錆びて、歪んだ電灯がいいアジ出していますでしょ。
ちょっと絵にしたい感じの様子。
触ってみて確かめて、ポロリと一粒落ちて、それを茹でてみて、味わってみて、「確かにむかごだ」と実感するまで、半信半疑でした。
「祈り」と「実り」。
お稽古先で10年以上、先生から繰り返し、繰り返し伝えられてきたこと。
「祈らなくては実らない」と。
「祈りがあって、実るのだ」と。
11月に予定しているクラス用に、稲をどうしようかと検討していたところ、昔の同僚が、地元で稲を育てている方に頼んでくれて、お譲りいただいた。
ありがたい、ありがたい、本当にありがたい
稲穂はやっぱり黄金色。
会食倶楽部 時に、どのように個室の床の間をしつらえるか、お越しになる皆さんにお楽しみいただけるよう、まいど試行錯誤しているけれども、またまた買い求めてしまった、稲の大変おめでたい帯。
やっぱり華やか、やっぱりおめでたい、そして力がある!!
正しく、きちんとしたものをご覧いただきたい。だから、惜しみなくここは投資。お申し込みくださっている皆様、どうぞご期待くださいませ。
ブログでは、ほんのほんの一部分を。買い求めるに至った大きな判断要素は、実はこの稲穂以外の絵柄にあったのです。
こちらは地元図書館で実ったグリーンカーテンとして栽培されていたゴーヤとふうせんかずら。
9月の会食倶楽部 用に探している植物があって、探し回っても、探し回っても、なかなか見つからず、諦めかけていたところ、図書館の敷地で見つけることができました。灯台下暗しです
お譲りいただけないかご相談したところ、「いいよ! いいよ!」と、親しくしている館長さんが了承してくださり、ついでに「これも持っていくといいよ」と、周囲にいた人達にもブチッと採っては、手渡し、ブチッと採っては手渡しされていました。
「ふうせんかずらの中の種はハート形で可愛いよー」と。
ちょっとパンダに似ている館長さんです
年中行事のものをしつらえる際、植物は不可欠で、どれだけ多くの人と関わっておくことが大切か、お願いごとができる関係性が築けているのかを、実感させられます。
ありがたいことは、皆さん理解を示してくださること、そして気持ち良く譲ってくださること。
今回の稲は、昔の同僚が、現在生活している地元で、信頼関係を築いているからこそ、譲っていただけたもの。彼女の日頃の心がけやコミュニケーションが成り立っていなければ、叶わなかったことです。まさに恩恵だなと。
ブログでご案内している会食倶楽部の様子にご関心がある方は、まずはぜひ、テーブルマナークラス からお越しください。フレンチ、日本料理、両方のテーブルマナークラスを受講してくださった方が入会できるクラス(倶楽部)です。
次回のフレンチテーブルマナークラス は、10月8日(月)体育の日に開催いたします。
実りといえば、これも技術力が実ってきたといったら過言かもしれないけれども、着実に成果は出てきていると思う。
9月用の縞の単衣が、ようやく8月末に完成。これはなかなか上出来だなと、大満足。
丁寧に、丁寧に仕立てたつもり・・・・・・。先生、本当にいつも、ありがとうございます。
今年の夏、一旦縫っている最中の単衣を置いておき、自宅で着るワンピースと、着物用のステテコを縫っていました。
もともと気に入って20年近く着ているワンピースから型をとって、限りなく近い素材を選んだら、2,000円もかからなくって、大変リーズナブルな結果に。
ここからまた20年着られたら、すごいな。一夏100円。
ステテコも、これまでに修得した和裁の知識とスキルを生かして手縫いで仕上げました。ステテコ、無駄にとても丁寧。ふふふ
和裁のお教室でサラシで作ることを勧められて作ってみたけれども、サラリとしていて、着心地がとてもよく、着物の時の足さばきも抜群。作って良かった一着です。
着付け習いにらしてくださった受講者様で、欲しい方いらしたらおっしゃってね。来年の夏用にお作りしますよ
さっ、次はこちら、藤色の単衣。来年初夏に着られるように、祈りましょ。
寸法をとっている段階から、もう合わせる帯を出して、来年着た時のイメージを想像する。これが楽しいんだな。
綺麗に仕上がりますように