早いもので九月。

立春から数えて210日目の九月一日は、台風の

常襲日台風される「二百十日」でした。


都内も夜には強い雨に見舞われ、「大丈夫、大丈夫。

雨の予報は次の日」なんて思って、白いコットンパンツで

外出してしまった私は、ムンクの叫び状態でした叫び


この時期は、早稲が花をつける頃。風によって花が

損なわれて稲の実りが期待できなくなることは一大事稲穂


富山八尾町で、毎年一日から三日まで行われる

越中おわらの風の盆は、風を鎮め、豊作を祈願する

行事でもありますね。


以前、地元で開催された行事の際、半被を撮影。

「抱き稲」「風」。

この様子を目の当りにした時、ちょっと感慨深いものがありました。



  私はこの時期、やはり宮沢賢治著の

 『風の又三郎』が読みたくなります。


 九月一日に転校してくる三郎が風の神様の子と重ね

 合わせられること、子供たちが三郎との表(外)での

 遊びを通して学んでいく自然界(畏怖の念)のこと。


 そして三郎はたった十二日目にはまた転校していって

 しまうこと。


 この台風常襲日とされる「二百十日」の時期に

 転校してくる設定に、意味があるのだなと。


と、そのようなことを、先日八月の最終週の週末に

開催した日本料理のテーブルマナー所作クラス の際に、

お話をいたしました。


赤い江戸風鈴の

「仕舞う時期」ではなく「割れる時期」とは・・・・・・。

なぜ赤いのか、

描かれているモチーフが意味することとは風鈴


そのようなことを語っていたところに、ほおずきほおずきで模した

赤い江戸風鈴が吊るされたお造りが登場!

なんてタイムリーなんでしょうパチパチ


お話(講義)のコンテンツにも、旬や鮮度が大切です。



今度の週末、ちょうど九月九日「重陽の節供」

週末にあたることから、会食倶楽部をその日に

設けることに。


「菊酒をいただき、長寿長命を願う」


現在、菊づくしのための準備中菊


こちらの準備の様子につきましては、また後日改めて

更新したいと思います。


寒暖差を感じる時期になってまいりました。

どうぞ皆さまご自愛くださいませ。