半年くらい前から

卒業が近づく度に、ため息が出て

不快な、重たい気持ちが増すばかりでした。



「卒業おめでとうございます」

「ありがとうございます」



このやり取りが、苦痛すぎて

たとえ儀礼的で心を込めなくてもイヤ



卒業の言葉を交わす時に

学校に感謝を述べるのは

チガウ、と感じてきました。



これまで

何かしてもらったら

その都度、感謝を述べてきました。



それも、学校が子どもたちから奪い

背負わせた負債を返すだけの作業で



何をしてくれても、マイナスのまま

プラスどころかゼロにもならないのにね



何かしてくれた時には、分けて考えて

「ありがとうございます」と

いつも感謝の気持ちで伝えてきました。



人として、自分はそうでいたいと思うから



でも、思ってもない言葉を口にするのが

私はとてつもなく苦痛です。

その時が来たら、言わざるを得ないのか?



自分にウソをつきたくない



それは担任にも正直に話しました

お互いに、飾らずに接した先生



消化できないものが重すぎて

不本意な学校生活の終幕に

感謝すること、ある?



傷が痛みました。壊れそうなくらい

ずっと葛藤してきました。



小学校が

子どもたちから奪ったものは返らない

子どもの命や尊厳よりも、正しさよりも

教員自身の保身、組織の面子



バカらしいよ

ほんとカバ



馬にも鹿にもカバにも失礼か



なのに言えたんです。

自然と出た言葉でした。



ムリして変わろうとしなくて良かった

自分が嫌いになるところでした。


つづきます