笑顔の翌日
眠る息子はうなされていました。
暗い口調で「つらい…」「学校…」
それ以上は傷が開くから語れない様子


何年も学校という言葉を口にしなかったけど
痛みを忘れられないから
未だに苦しいのを知っています。


回復が難しい傷になる前に
子ども達を守りたかった。
私は何年たっても自分を責めています。


2019年の3学期
いじめが発覚した当初
学校には、どこまで求めていいのか
遠慮がありました。


加害者が絶対悪で
学校、教育委員会は正しい判断をする機関
「相談すれば適切に対応される」のが社会通念


でもそれは間違った先入観で
担任、校長、学校こそが悪の根源


だから加害行為は育った。
いじめの後遺症が深刻になったのは
周りの傍観者のせいだと後から分かります。


「いじめ」という表現はわが子が不憫で
屈辱的に思えて、初めから使えませんでした。


相談をした担任は、初めから
加害者を全面的に守っていました。


まず「何で早く言ってくれなかったんですか?」
私を責める言葉からの


「乱暴な子だから手足をバタバタしてぶつかった」
↑見ていないから分からないって言ったのに?
 そんなんでどうやって指を踏むわけ?


「言葉が乱暴な子なんです。普段から教師にもそんな口きくんですから」
↑幼稚な言い訳に唖然。
 正常な感覚が狂い理詰めで話せなくなります


双方から聴き取り調査をしないで
「わざとじゃない」と終始否定。
こいつ知ってるな、という事実には無言


複数の人間が関係しているのに
調査を頼んでも聴き取りすらしない


子供は体調不良なのに登校した期間。
人質を取られている心理で
追求するのも難しく
私は管理職に話せない状態でした。


担任は、ケンカ扱いで仲直りさせようとしたり
加害者の親にも知らせていませんでした。


既に体調不良も出ていて
学校は、教育委員会に報告義務があるのに
「いじめの対応」が始まるまで
3ヶ月かかりました。


そして息子の体調不良は悪化していき
春休みの間も低体重で危険な状態でした。


新学期、校長にようやく話します。
健康被害のために療養が必要で
登校しないのを書面にしました。


教頭に初めて事情を話した時
重い口調で、慎重そうに出てきたた言葉
「それは、いじめで宜しいですね?」


印象的で、今でも鮮明に覚えています。
ここからやっと対応が変わりました。
市教委への報告でいじめ重大事態と認定され
遅すぎる調査の始まりです。


教頭によると、それまで担任からは過小報告で
健康被害の報告もなかったそう。
「これはいじめである」と
私がもっと強く主張すれば良かったのか?


校長が厄介だったせいで話し合いは難航
2年生になったばかりの娘も
逃げていた加害者に付き纏われ二次被害を被ったり


振り返ると、学校との温度差や不誠実さに
泣きたくなる出来事ばかりでしたね


いじめの構図は根深いもの。
そんなに簡単に安心できる環境にはなりません。


被害者の心の傷を治すためにも、初めから
学校の大人には正しい行動を示してほしかった


信頼できる大人がいて、悪は許されない
世界は秩序が保たれていて、安心で安全だって


そう思えないから
子供達はこんなに苦しいんです。


いじめの4層構造がそれ
見て見ぬ振りをする人間がいるから傷付くんです。


同調や傍観する人間いるから
加害者の承認欲求がエスカレートさせるんです。


いじめを調査しないのは違法
いじめを否定するのは違法


このご家庭の闘った結果が
教育機関の常識になって欲しいと思います。


卑怯な担任、それを庇う校長を
どうやって動かせるのか?難題ですが
(最後まで隠蔽、過小報告祭りでした)


「いじめ防止対策推進法」は日本の法律
「いじめ対応マニュアル」各都道府県に必ずあるもの


初めからこれを根拠に対応を求めていたら
不毛なやり取りが減らせたかもしれない。


いじめというのは残酷で屈辱的な体験です。


子どもの尊厳は守られる権利がある


教室に戻るかどうかは関係なくて
学校は、いじめを適切に解決へ導き
安全な環境を整える義務があるのです。


「安全配慮義務」を求めるのは正当な権利です


いじめをされる側に
悪いところなんか100%ありません。
されて仕方のない理由なんかもありません。


だから子ども達には
自分を恥ずかしく思わないで欲しいです。


心身に健康障害が出れば重大事態であり
学校は市教委に報告する義務があります。


「いじめの定義」は
被害者が心身の苦痛を感じていればいじめです。
被害者の主観だけで認定されます。


学校は、解決に向けた調査や指導
被害者の安全を守るために
努力する責任があります


http://ymlaw.txt-nifty.com/blog/2013/05/post-1f19.html


悩める子どもが自分で読めるような文体です。

2016年防止対策推進法ができる前の古い記事ですが、子どもの尊厳を守るために大事なことが書かれています。



・加害児童とその親権者→いじめ自体に対する責任

・学校→発生したいじめについての対応を巡る責任

教員がいじめに該当する事実を認識しながら適切な対応をしなかった場合や、いじめに対する事後対応の際に不適切な対応をした場合です。


生徒に損害が生じれば損害賠償請求できます。



①教員はいじめ行為に加担していない場合

 →いじめの対応に問題があれば安全配慮義務違反

②教員がいじめ行為に加担していた場合

 →教員と加害児童の不法行為責任

 →学校の安全配慮義務違反


文科省の「いじめ対策に係る事例集」↓

これも参考になるかもしれません

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/__icsFiles/afieldfile/2018/09/25/1409466_001_1.pdf


学校の一部の先生達は

最後まで組織の隠蔽行為を誤魔化そうとしました

加害者を過小報告「この子は周りに合わせて悪口を言っただけ」↑それがいじめである

「行為の大きい小さいで、いじめかどうか考えていた」↑定義から外れた言い訳。全てを知っている親身な先生ですら脊髄反射で庇う


安いか高額かに関係なく、物を盗んだら窃盗罪

ケガの大小に関係なく、暴力を振るえば暴行罪

犯罪は犯罪!大小とか関係ないし

痛みは被害者のもの。

安易に他人が測れるものじゃないよね⁉︎

子供でも大人でも人間だけじゃなく猫ちゃんだって、かけがえのない尊い存在。命に大きいも小さいもないのだから

正しくあるべき人間のこういう残念な発言、感性には、本当にがっかりするし傷付きますね。

報告書の捏造4年間も話し合ってきましたが「わざとじゃない」「勘違いじゃないのか」それ犯罪ね



最期の校長先生は正常で良かった。でも組織の根っこが腐っているのが良く分かったので、私はもうひと踏ん張りがんばります。