子育て&食育セラピスト 川田容子です。

 

 

お友達と食事をしたとき

「お弁当の卵焼き おいしい」って言ったら
お友達は「少し甘めだね!」って。

そんな経験は ありませんか?

 

それはね
「おいしい」と感じる味覚は

毎日のおうちの食事で作られていくから



【おいしい】と感じる味は

人によって違います。


生まれたての赤ちゃんは、

いろんな味を感じる基本的な力は

備わっているけれど、

「どの味が好き」って

感じているわけではありません。


“おいしいと感じる脳”は

8~10歳ごろまでに

およそ出来上がるといわれています。

子どもは

乳児期に食べた味を基本として、

おいしい、まずいの判断をします。


その時

楽しい記憶が重なると

  好きな味として、

 

嫌な記憶が重なると

  嫌いな味として

    記憶していくのです。


離乳食の味、

幼児期のいろんな食の体験が、

楽しい記憶とともに、

脳にインプットされて

“おいしいと感じる脳”を作っていく…

それが

一人ひとり“おいしい”が違う理由です。


実はこの“おいしい脳”は

将来の健康も左右していきます。

甘いもの・脂っこい料理が好きな

“おいしい脳”の人は、
ちょっとカロリー高めの食事。


野菜が好き、あっさりした料理が好きな

“おいしい脳”の人は

ヘルシーな食卓。


毎日の食卓が

知らず知らずのうちに

病気を作ったり、健康を維持したり‥。

 

そう考えると、

 どのような味を好きになるかは、

大切なことですね。

 

 

ごはんが大好き

野菜が大好きな味覚が

育つといいなと思います。


 

 

子どもにとって

おうちの味には

もう一つの意味があるのです。

 

 

「お父さんと食べたカレーは 最高」

「お母さんの卵焼きが 一番 おいしい!」

 

 

美味しい・不味いでは ないのです。 

 

家族の思い出と共にある

おうちの味は、

食べると 

ほんわか 

心があったかくなって

心が おいしいと感じる味。

 

子どもたちの心の根っこに

おうちの味が あれば

きっと だいじょうぶ。

 

子どもは

「おうちの味が大好き!」

 

子どもの笑顔が 

おいしさで 輝きますように。