4月に植毛手術を控えている30代前半男です。
本日も、メンタル的な部分の話をしてみます。
問いかけ
Youtubeの「植毛美容師チャンネル」という所で、植毛モニターさんたちの経過を追った動画が多数公開されていて、これから植毛を受ける身としては非常に心強く感じます。
全部を見た訳ではないですが、恐らくほとんどの方がAGAの程度としては自分よりも進んでいるように思います。そして、その分感じてきた悩み、苦しみも大きいだろうと想像します。
自分は間違いなく植毛手術を受けたいと考えているし、その決意は揺るがないのですが、それでも時々、鏡に映った(見かけ上は)何もハゲていないように見える髪を見て、「わざわざ大金をかけて、遠方まで行き、色んなリスクを負ったうえで手術を受けるのか?」と思うことがあります。
そして、心の中でそう問いかけた時、答えは必ず「Yes」と返ってきます。
やる。やるなら、本気で。
今じゃない
5年前も、3年前も、1年前も、そして今も。
恐らく、傍から見て自分のことを「ハゲてる」と思う人は誰もいなかったと思います。自分以外には。
ただ、自分には分かってしまう。
髪を上げた時に、明らかに薄くなっている部分。
髪を分ける個所によって、薄さが目立つこと。
抜けた髪の細さ。
M字やこめかみの毛が、薬による治療では回復しなかった事実。
そういった諸々が、少しずつ日々を侵食していき、時々爆発してきました。
定期的に、恐らく季節や体の調子などでいつもより髪が薄く見える時期があると、身構えてはいても、やはり凹みます。
AGA治療を開始した当初は、「良くなるかもしれない」という希望がありました。
それが、徐々に「現状維持できれば良い」という考え方になり。
更に、「進行がなるたけ遅く合ってほしい」と変化していきました。
絶望とは何か。
AGAは進行性です。
内服により進行速度が遅くなっているとは言え、それをただ眺めているだけ、と言うのは中々辛いものがあります。
一時期は、もし本当に自分にどうしようもない位にAGAが進行したなら、それを補って余りある位の能力や人間性でカバーしよう、と考えたこともありました。
・志村けん
・谷村新司
・ジェイソンステイサム
・ドウェインジョンソン
・孫正義
etc.
俳優、起業家、音楽家、コメディアン、多岐に渡って髪の毛関係なく活躍している人はいます。
それを目指すのも一つの手だとは思いました。
が、それは今じゃない。
そう思いました。
今、この瞬間に自分が完全にハゲ上がった頭をしていれば、迷わずそっちに振り切れたでしょう。
しかし、恐らく今の進行速度を考えると、10年後でもN-H分類でも3、M字が深くなっている程度の可能性が高い。
人間性を高めていくことは、髪の毛関係なく大切なことです。
しかし、そちらに振り切った瞬間、自分の中で何かを失ってしまうような気がしました。
絶望。
つまり、「今後、これ以上に髪が回復することはない」と認めて生きること。
それは確かに楽かもしれません。
だけど同時に、寂しいと思いました。
ここで抗うのをやめるのか。
いつかの自分に、そう言われた気がしました。
絶望を思い出せ
絶望の度、
人と会う予定をキャンセルしたり、
やる気が起きなくなってぼーっとしたり、
延々とノートにこれからのことを考えて書いたり、
そんな繰り返しで、今に至ります。
そして、今後も必ず絶望はやってくる。
だから今、自分に打てる最も強い手を打つことにしました。
今後、あの絶望が無くなりはしなくとも、遠のいてくれるだけで、どれだけ生きることが楽になるか。
今絶望していないのは、決心したから。
きっと、迷ってカウンセリングを受けずに、「いつか植毛したいな」ってぼんやり思うままだったら、同じような絶望を繰り返し、何とか這い上がり、でも少しずつ心は沈んでいったと思います。
そこに、一旦の終止符を打ちたい。
そういう思いで手術に臨みます。
あと1ヶ月ちょっと。
まずは健康を保って、無事に手術完了の報告できるよう頑張ります。