植物保護研究部の夏期合宿が夏休みに開催されました!!
夏期合宿が行われた場所は石垣島であります(1部の班は西表島にも行きました)!
私が所属していた斑は他の班よりも海に行く機会が多かったです。
そこで、私は米原ビーチでシュノーケリング中に発見した生物についての記事を書くことにしました。
私は海中ばかりに気を取られ、ビーチの景色を撮るのを忘れていました。
この写真は同じ班の後輩である1年生に許可を取って載せたものです!
この場を借りて、彼の優しさと写真のセンスに敬意を表し、お礼を言わせて頂きます。
ありがとうございました!!
さて、私がシュノーケリング中に発見した生物ですが、それらは主にナマコです
ナマコ嫌いな方は御注意ください。
私が最初に遭遇したというよりかは、沢山いたから、海中を覗けば自然と目に入ってくるのが
クロナマコ(学名:Holothuria atra)です!
砂に覆われていますが、クロナマコの色は名前の通り黒です。
クロナマコに酷似しているニセクロナマコというナマコがいますが、
こちらは砂で覆われてはいません。
これは、クロナマコが無毒であるのに対し、ニセクロナマコは有毒であるため、砂で身を隠す必要がないからだと言われています!
お次に発見したのはジャノメナマコ(学名:Bohadschia argus)です!
写真は少々分かりづらいですが、名前の由来になっている蛇の目模様の生物こそがジャノメナマコです。
私にはこの蛇の目模様がとてつもなく危険なものに見えてしまったため、毒のある生物ではないかと疑っていました。
しかし、ジャノメナマコには毒などなく、触っても何ら害は無いということが合宿後にわかりました・・・。
突いたり、なでなでしたりして触ってみたかったです
この物体も生物であり、ナマコの仲間です。
決して掃除用具の1種などではございません!
(私が最初見たときに、80%でナマコ、残り20%は掃除用具の1種だと思ってしまったので、念のため書きました)
このナマコはシカクナマコ(学名:Stichopus chloronotus)と言います!
シカクナマコの特徴は四角柱型の体をしていて、多くの突起が4列にズラッと並んでいることです。
海中で写真を撮ったため、波の影響などがあり、この写真からではわかりませんが、突起の先はオレンジ色になっています。
ちなみにこのシカクナマコは海中から出して、触っていると溶けることがあることで有名です。
これはキャッチ結合組織というナマコ特有の組織の働きによるものです!
キャッチ結合組織は単純に言えば、ナマコの体を柔らかくしたり、硬くしたりする能力の備わった組織です!
ナマコの種類によってこの組織の働き方が違うので、
ナマコを捕まえたときに硬くなるものもいれば、柔らかく溶けだしてしまうようなものもいるといった現象が起こるのです。
ここまでひたすらナマコ三昧でしたが、
〆として、ある映画の主役(注)と同じ種だと勘違いされて一躍人気者になった魚のことを紹介します
この魚は・・・カクレクマノミ(学名:Amphiprion ocellaris)です!!
ちなみに写真のイソギンチャクはハタゴイソギンチャク(学名:Stichodactyla gigantea)です!
カクレクマノミはイソギンチャクと共生します。
カクレクマノミはイソギンチャクの刺胞に耐性をもつので、カクレクマノミはイソギンチャクを捕食者から逃れる住処として利用しています。
余談にはなりますが、数年前くらいにカクレクマノミが乱獲されるという現象が起こりました。
中には、イソギンチャクごとカクレクマノミを捕獲する人もいたようです。
いくら人気が出たからといって、乱獲していたら自然の個体数が減少することによる生態系へに影響を考慮しないのは、
人間の浅はかさだと私は思ってしまいました。
(注)・・・映画の主役の魚はクラウンアネモネフィッシュ(学名:Amphiprion percula)という魚であり、カクレクマノミよりも白い縦縞模様の淵の黒色が濃くなっているという違いがあります。カクレクマノミの中にも稀に一般的な個体より濃いものがいますがね
さて、こんなところで米原ビーチの生物特集ブログを終わるとしましょう!
ウミヘビを見られなかった(見た人は何人かいましたが)のは残念でした
・・・と実はここで今回は終わりではなく、
米原ビーチとは全く関係ないおまけ(激しく閲覧注意)を用意しました
水棲生物でもありませんが、
合宿初日の夜に見つけたインパクトのある生物についてになります・・・。
このアフリカマイマイ(学名:Achatina fulica)を合宿初日の夜に見てしまいました・・・(゜ρ゜)
名前の通り、アフリカから来た外来種で、沖縄県での被害はすさまじいものがあります。
発見した感想は「すごく気持ち悪い」でした(T▽T;)
このアフリカマイマイを万が一見つけたとしても、素手で触れることは絶対にお勧めしません
体内に広東住血吸虫という危険な寄生虫が潜んでいるからです
この寄生虫が人体に入ると最悪死に至ります。以上です
とにかく危険でヤバいカタツムリなので、ご用心してください!
by.S字