こんにちは!

京都生まれの京都育ちのshokotです。


新年早々の能登半島地震でお亡くなりになった方々のご家族様に心から哀悼の意を表します。

そしてまだ消息がわからない方々が早く見つかりますよう、心からお祈り申し上げます。

現在も余震が続いて心身共に休まらない被災者の皆様の日常が一日も早く戻りますように!


例年1月7日は七草粥を頂く日ですが、召し上がられましたか?😊

七草粥とは、人日(じんじつ)の節句に食される、春の七草が入ったお粥です。

日本では古来1年のうち最初の節句である人日(1月7日)に、長寿健康・無病息災などの願いを込めて食べられてきました。

唐の時代では、人日の日には七種菜羹(ななしゅさいのかん)と呼ばれる、七つの種類の野菜が入った汁を食べて、無病息災を願ったと言われています。
日本にはその後の平安時代になって、この七種菜羹という風習が伝わってきたといわれています。これが日本における七草を使った七草粥の起源と言えるでしょう。
そして時は流れ、江戸時代になると、幕府が人日の日のことを「人日の節句」として、1年間のイベントとして取り入れたことにより、1月7日に七草すべての種類を使った七草粥を食べる文化が確立されました。

七草粥に使うのは、この時期に若菜が生える7種類の「春の七草」。
この七草には、7つの種類それぞれにひとつずつ意味が込められています。

①芹(せり)
この「せり」いう和名は、芹の若葉が競り合うように生えていることからついた名前で、「競り勝つ」という意味が込められています。

②薺(なずな)
2つ目はなずな。「撫でて汚れを取り除く」という意味があると言われています。
ペンペングサとも言われていて日本各地に自生していますが、かつては冬の貴重な野菜とされていました。

③御形(ごぎょう)
「御形(仏様)の体」という意味です。
別名母子草。

④繁縷(はこべら)
はこべらは、茎に葉がたくさん付いていることから繁栄を意味します。

⑤仏の座(ほとけのざ)
葉のつき方が仏様の蓮座に似ていることからそう呼ばれています。

⑥菘(すずな)
蕪の古い呼び名で、「神を呼ぶ鈴」を意味します。

⑦蘿蔔(すずしろ)
大根のことで、その真っ白い色から「潔白」を意味すると言われています。

これら七草の種類には、胃腸を労ったり、冬に不足しがちなビタミンを補う効果があるとされており、お正月の暴飲暴食で疲れた体や冬の風邪や肌荒れを予防するのにぴったりです✌
若いときにはそんなに美味しいと思いませんでしたが、年を経てその滋味深い味に初めて気づきました。

〈七草粥の材料 (2~3人分)〉
米 … 1/2合
水 … 600ml
春の七草 … 市販品1パック
塩 … ふたつまみほど

〈作り方〉
①七草粥の用意は前日6日から始まります。
前日の夜に童歌を歌いながら七草を刻みます。

「七草なずな 
唐土(とうど)の鳥が 
日本の国に 
渡らぬ先に 
ストトン トントン」
https://music.youtube.com/watch?v=6mJ60TASdPc&si=rmOqicOU36jM2v0w七草なずな(わらべうた)ひまわりキッズの曲

すずなとすずしろは薄切り、他の青菜は6~7㎜幅くらいに粗く刻んでおきます。

②当日7日の朝、ひとつまみの塩を入れたお湯にかぶや大根を先に入れ、火が通れば残りの菜を入れてさっとゆで、すぐにざる上げして冷水にとり、冷めたら軽くしぼります。
③研いだお米に水を加え、浸水させずにすぐに中火にかけます。
煮立ったタイミングで、焦げ付きを防ぐため、しゃもじやお玉を使って一度だけ底からかき混ぜます。
蓋を少しずらして置き(箸1本をはさんでも)、火を弱めてじっくり30分ほどコトコト炊きます。
④おかゆが炊けたら、塩ふたつまみほど加えて、ゆでておいた七草を入れて軽く混ぜたら出来上がり。
⑤おかゆが炊きあがる少し前におもちをいれるのが我が家流です。
塩味だけなので、香付けに醤油をひとたらし、または少し味の濃い副菜を添えて頂いてもいいかもしれません。


体調を整えて、今年も頑張りましょう\(^o^)/

【画像等お借りいたしました。有難うございます☺】