地方採用に関わってきた中で、学生からもたくさんの声をもらう中で
自身も感じてきた、「想いをカタチに出来た仕事」について
リリースからは1ヶ月たったのですが、様々な反響もあったので
しっかりブログに残しておこうと思います。
11月1日に、地方就職活動生向けに支援パッケージ「FLAT」をリリースしました。
リリースに至るまでは、本当に様々な方からアドバイスをいただき
ここまでくることができたので、感謝しかありません。
今回のFLATに込めた想いを。
2007年新卒入社の私が就職活動を行ったのは、2016年10月~4月あたりの時期。
その当時の就職活動は、今と違ってインターンシップは主流ではなく、
とにかく10月1日の情報解禁と共に、就職ナビサイトに登録し
プレエントリーをして説明会にいく・・・というのがスタンダードだった時代。
ソーシャルメディアも発達していなかったので、企業が開催するイベントに行くことが
情報を知る術としては有効的であった時代です。
その時に、自身が一番感じたこととしては
「聞きたい企業のイベントが東京開催ばかりやん・・・!」ということ。
関西は地方の中では、まだ恵まれている環境だったと思いますが
正直、毎回イベントの為だけに、東京に行くほどのお金も時間も
当時の私にはありませんでした。正直きつい・・・というのが本音。
そういった事情で、行ってみたかったが、行けなかったイベントは多々ありました。
東京に行けない分、関西で行われるイベントには、出来る限り業界を絞らずに
参加する様に心がけて、自身の選択肢を広げられる様に必死に足を使った記憶があります。
私にとって、サイバーエージェントは、大阪でも選考を実施していたので
出会えた企業の1つでした。もし、東京でのみの選考だったら
正直、今私がここにいるか?は何とも言えないな・・・と思うところはあります。
少なくとも関西で選考があったことが、会社を知ることになったのは言う間でもありません。
それくらいに、現地で説明会や選考を行ってくれることのありがたみが
当時の私にとっては大きかったなと今でも思います。
自身も地方の就職活動生だった、そんな私が5年前に新卒採用担当になって
驚いたことは10年前よりも、もちろん進化している部分はあるものの
ある意味まだまだ変わっていない部分も多いということ。
テクノロジーが進化してもなお、【東京と比較した際に
地方就職活動生の負担がまだまだ大きい】ことを改めて感じました。
特に「情報格差」と「費用面の負担」の面での課題はまだまだ解決していない。
当時、私自身が味わった感情と同じ想いを、地方大学生が今も感じ続けていて
自らの選択肢や可能性を狭めてしまっている多くの事実に直面しました。
「就職活動は情報戦」とよく言いますが、ソーシャルメディアの普及によって
企業の情報をインターネット上で得ることは10年前よりも進んでいるものの
リアルな情報を知るには、オンライン・オフラインのバランスが重要だと感じます。
それは、就職活動生の目線だけでなく企業の採用担当者にとっても同じ。
・地方の学生の情報格差をなくしたい。
・企業と学生の距離をなくしたい。
この課題に対して、新卒採用人事として何か出来ることはないか?と考え
今まで、地方採用は関西を中心としていた中で、全国の大学生が運営している
キャリア支援団体「 en-courage 」と協力しながら、2017年度の新卒採用においては
北海道・東北・新潟・九州の学生に直接会いに行き、地方の採用活動での
新たな取組みを強化しました。
結果としては、実際に足を動かし、現地に会いに行ってみて
今後の成長の可能性を大きく感じる地方学生との出会いが多くある中で
2017年度新卒採用においては、過去最高の人数で地方内定者を
輩出することが出来たことで、今後の地方採用の地盤を創れた1年となり
改めて、地方採用のやりがいを自身も感じることが出来ました。
ここから本格化する2018年度新卒採用において、夏のインターンシップを
九州で初開催することが出来たことも、自身にとっても新たな地方採用への
一歩となりました。
今の流れを絶やすことなく、地方採用を更に加速すべく
地方就職活動生にとっても更なる価値提供が出来る様にと、何か形に出来ないか?と
考えたものが、今回のリリースに繋がっています。
全ての課題をすぐに解決することは難しいかもしれませんが
今回の取組みを世の中に広げていくことが地方就職活動生のキャリアを
考えるきっかけになったり、選択肢の幅を広げることに繋がればいいなと
私自身もワクワクしています。
ちなみに・・・
リリースするならば、インパクトを出していきたい!ということで
採用ページだけでなく、広報の方にも協力してもらい、プレスリリースや
ありがたいことに、日経新聞にも取り上げていただくことができました。
地方就職活動生の声を取り入れながら、これから更にバージョンアップしていきたいと
思いますので、ぜひ様々な意見をもらいたいなと思っています!
FLATの取り組みは今後、ブログでも更新していきたいと思います。
よろしくお願い致します。