創業が嘉永元年(1847年)という老舗の造り酒屋さんです。
八尾は昔、花街があったり、芝居小屋があったり。
お酒の需要はたんとあったものと思われます。
現在に至るまで、たくさんのお客様に愛されている造り酒屋さんです。
実は著名人もよく訪れるのです…。
夏の時期によく合う爽やかなお酒を聞きにお邪魔しました。

凉げなのれんをくぐってお邪魔いたします!!

数々の賞を受賞されています。

吹き抜けの造りが風情を感じます。

広い土間があり、左手にあるお酒コーナーでお酒を販売されています。
この土間はおわら風の盆のときなどには、椅子やテーブルを並べお酒を販売しています。
焼き鳥なども食べられたかな??
お祭りの雰囲気の中、飲むお酒は格別です。
なんともいえなく、良い気分です。
早速、夏の時期に合うお酒についてお伺いしました。
それが、こちら。

大吟醸 風の盆 と 吟醸生貯蔵酒 風の盆
以下、福鶴酒造さんよりお聞きしました。
大吟醸「風の盆」とは…
酒米で最高級といわれる兵庫県「山田錦」を40%まで磨き、低温長期発酵させて造りあげました。香り高く後口の軽い飲みやすいお酒です。冷やしてお飲みください。
吟醸生貯蔵酒「風の盆」とは…
春先に絞った新酒を生の状態で熟成し、出荷する直前に一回だけ火入れした吟醸の生貯蔵酒です。フレッシュさを残した爽やかな味わいのお酒です。
※ともに冷蔵庫で6時間以上冷やしてお飲みください。
残念ながら夏に向けて作った「八王」というお酒があったのですが。
好評で売り切れてしまったそうです。
風の盆まで出しておく予定だったそうですが…
残念です!
大吟醸は、吟醸よりも精米をもっとしたお米で作ったお酒です。
だから米のおいし~い部分を「飲める」わけです。
そして吟醸酒よりも長期間低温熟成されるそうです。
吟醸生貯蔵酒というのは、吟醸酒を火入れしないで
長期間熟成させて、売り出す直前に火入れをするもの。
酒本来のフルーティーで華やかな香りが楽しめます。
私、宮尾登美子さんの「蔵」という小説が大好き。
酒蔵と聞くだけでわくわくしてしまうのです。
現在は近代的な設備もあると思うのですが、
やはり酒造りの大変さは変わらないと思います。
嘉永から変わらず八尾のお水で作ったお酒。
ぜひ、歴史を感じながら味わっていただきたいものです。
八尾にいらした際には、ぜひお尋ねください。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
福鶴酒造
〒939-2355 富山県富山市八尾町西町2352
TEL 076-455-2727
FAX 076-455-2728
http://www.kazenobon.co.jp/
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
