きらびやかに春を祝う‘久田見祭り’
‘久田見祭り(くたみまつり)’は、久田見の氏神
である神明神社、白鬚神社の両神社で本楽の
日に行われます。
六両の絢爛豪華な山車が引き出され、それだけ
でも壮麗な眺めです。
久田見祭りの始まりは、天正18年(1590年)
稲葉右近方通が、この地方を領有したとき、
久田見の中心地は山中にもかかわらず大集落
であったため、都会にならい現在の祭りを始め
させたと伝えられています。
山車の上に設けられた舞台の上では、「糸切り
からくり」という独特な技法と操作による人形劇
が繰り広げられます。
人形劇は、毎年新しく作り変えられ、祭典方で
極秘に製作されたものが祭りの当日に初めて
お披露目となります。
久田見祭りは「祭典神事規約」に従って行われ
るために従事者は禁酒で、祭りの執行は一糸
乱れることなく極めて厳粛に古式ゆかしく行わ
れます。
「糸切りからくり」の技法は、’国の無形民族文
化財’に選択され、‘岐阜県の無形民族文化財’
に指定されています。
久田見祭りが終わると山里は
緑まぶしい新緑の季節を迎えます
この久田見祭り は、
試楽 4月19日(土)
本楽 4月20日(日)
に執り行われます。