八百津の菓子職人を育てた町。
そして、たくさんの旨いもんを育んできた町。
町並みを散策するにはこれからの季節、ちょっと
寒いかもしれませんが、なかなか味のある町並み
です。いっしょに‘八百津の町並み’散策しましょう
その1 八百津の‘津’
八百津には木曽川最上流の湊「黒瀬湊(くろぜみなと)」が
ありました。明治時代から大正時代にはこの湊周辺は「小
江戸」と言われるほどの賑わいを見せ、多いときには80隻
もの川舟が泊まっていました。下り舟は、桑名や常滑まで
物資を運んでいたそうです。
また、「錦織綱場(にしこおりつなば)」は、山から切り出され
川へ流された木曽材がこの綱場集められ、筏に組まれ、下
流へ運搬されました。江戸時代には「木材奉行所」が置かれて
いました。
八百津と言う地名は、八百よろずの物(たくさんの物資)が集まっ
てきた湊(津)があったことに由来すると言われています
木曽川の向かって右側に町の中心が広がっています。
豊富に集まってきた物資(素材)や豊かな自然環境と職人の
技が‘八百津の旨いもん’を造り、育てたんです