こんにちは(=⌒▽⌒=)
いいお天気です。
12月とは思えないぐらいの青空が広がってますね。
ここのところブログが放置状態で申し訳ございません。
年末近く、会員事業所からの相談とか創業相談とか広報誌の原稿作成とか研修とか忘年会とかで忙しくてブログの画面を開けることもできなかった感じです。
今日はなんとか落ち着きましたのでようやく再開できましたね。
昨日12月15日に滋賀県商工会職員協議会甲賀ブロック指導員部会の県外研修で徳島県の上勝町に視察に行ってきました。

この上勝町は「高齢者と葉っぱビジネス」で、まちおこしの成功事例として注目されているところですので、ご存知の方も多いでしょうね。
人口約2,000人、高齢化率49%と、過疎と高齢化が進行している四国で一番小さな町だそうです。
ここ土山もじゅうぶん田舎ですけど、それ以上の山間地にある町でした。
この町の「株式会社いろどり」は、山に植えられている木の葉を活用し、いわゆる「つまもの」として販売され、現在年商2億6千万、全国シェア80%だそうですね。
この木の葉を収穫されるのは地域のお年寄りの皆さんです。

まずJAの集荷場での集荷の様子を見学させていただきましたが、何人ものおばあちゃんが、パック詰めされて発泡スチロールやダンボールに入れられた木の葉を持ってこられてました。
季節によって商品は変わりますが、年間300アイテムほどの商品があるそうですね。
その後場所を移して仕掛人であります㈱いろどり代表の横石さんよりご講演いただきました。

横石さんからは事業の内容だけでなく、はじめられたきっかけや苦労、大事なのは仕組みづくり、素材よりも活かす力、情報の発信、求められる地域プロデューサー像などいろいろなことについて大変ためになるお話をいただきました。
中でもこの事業を始められた農協職員であった当時、言い訳や出来ない理由を考えがちで悪い習慣やマイナス思考が漂っていた地域において、プラス思考で地域資源を使ってここにしかない商品として開発、販売を進められ、地域の方々も自分で考える習慣と自信をもたれるようにまでなったとのお話についてはとても印象深いものがありました。
やはり人材育成や考え方を変えるまでになると1年2年ではとてもできないですし、長期的視点に立っていろいろなことを考え、常に新しいことを仕掛けていかなければいけませんね。
そういうことを改めて考えることができる深い講演でしたね。
帰ってきて早々ですが、新たな仕掛けについて考え中です。
まだまだまとまっておりませんが、ここまでの成功事例とまでいかなくても、自分達の地域にふさわしくて地域経済にいい影響を与えられるような事業を、これからもどんどんとやっていきたいですね。
頑張りましょう(=⌒▽⌒=)