こんにちは(‐^▽^‐)
いいお天気ですね。
日に日に暖かくなるのを感じますが、まだ朝晩はストーブが欲しい感じですね。
3月30日(日)に開催されます、「あいの土山 斎王群行」をご紹介します。
このイベントは平成10年から始められた比較的あたらしいものですが、今年で11回目を迎えます。
斎王って何?っていう方も多いかと思われますのでご説明します。
斎王制度は今から1,300年前の第40代、天武天皇の御代に制定されたもので、歴代天皇が即位されるたびごとに、未婚の皇女または女王の中から占いによって選び出された斎王を天皇のご名代、天照大神の御杖代(みつえしろ、大神に奉仕するもの)として、伊勢の斎宮御所へ遣わせ、天照大神をはじめ、115座の多くの神々をお祭りさせる制度でありました。
それでなぜ土山でこのイベントを行うのかというと、平安時代に京の都から伊勢神宮に行くまでの間に、5泊6日、勢多、甲賀、垂水、鈴鹿、壱志の5箇所に宿泊されたことが記録されております。
宿泊されたところはそれぞれ頓宮と呼ばれ、斎王群行があるたびに作られて、終わるとともに取り壊されたのではないかと考えられています。
5箇所のうち、はっきりと場所がわかってないところも多いんですが、なんと土山には垂水頓宮があり、その場所も実証されて国の史蹟に指定されているんですね。

何があるってところではないんですけど、静かなところです。
ここに歴代31人もの斎王さんが宿泊されたのでした。
そういうわけで歴史ある地域のPRと、地元住民への啓蒙を目的にこのイベントが始まったのでした。
大野小学校で儀式が行われてから垂水頓宮まで当時の衣装を着た一行が進む雅やかなお祭りです。
写真は一昨年の様子だと思われます。
そんなに長い距離でもないので午前中で終わるんですけど、途中で舞があったりしましてゆっくりとした時間が流れる感じですね。
当日雨の場合は体育館で舞が舞われます。
お近くに来られる機会がありましたら、ちょっとした平安絵巻みたいな感じですので、見ていただけるとありがたいですね。