こんにちは(‐^▽^‐)
全体的に曇りですが太陽は出ています。
気温が上昇してきましたね。
9月も終わろうとしている時期の温度とは考えられませんね。
前回からの続きです。
堅苦しい長文が続きますがお付き合い願います。
プロジェクトの委員会を立ち上げました。
商工会役員、参画事業者のお茶屋さん、行政、県連職員及び商工会職員といったメンバーです。
第1回目の会議は6月14日、まず何を新商品として作るかを検討しました。
しかしいきなり困りました。
マーケティングデータもなく、何を作れば売れるのかがわからない。

お茶は農産物なので収穫時期が決まっており、商品化してからは保存は利くものの、原料としての茶葉を長期間保存するのは不可能です。
すでに二番茶の収穫時期が目前といった頃のスタートであり、開発商品決定までが時間との勝負でした。
現在ペットボトルでお茶を飲む人が増えており、リーフでのお茶の需要が減っています。
若い方の中にはご自宅に急須がない家庭も増えているとお聞きします。
やはりペットボトルでないとお茶は売れないんじゃないか。
そんな雰囲気に包まれたこともありました。
何回かの議論を経た結果、あえて開発商品は茶葉商品とすることにしました。
ペットボトル市場の商品ライフサイクルの短さや、自前で製造設備を持たない小規模事業者にとっては、とても全国流通させるだけの製造原価での生産は不可能なことももちろんあります。
しかしそれ以上に、茶葉で飲んでいただいた方が本物のお茶の味が出ておいしいからです。
商品が決まってからも決して順風満帆ではありませんでしたが、専門家からの指導や多くの方の協力を受けながら少しづつですが前に進んでおります。
毎月1回、計4回の委員会と、数多くの打合せを行い、同時に開発商品を試作しました。
少し実験的なところもあったので、試作してみたものの味や香りの面から商品化しないことに決めた試作品もありました。
自分達が納得がいかないものは市場に出さない。
産地として自信をもって提供できるお茶のみ商品化することを決めました。
このようにお茶と真剣に向き合って開発商品を検討し、最終的に3商品を作りました。
パッケージデザインもまだ出来上がっておらず、想定する市場が現段階において甘いところがありますが、市場調査を行って商品化していきたいと考えております。
開発商品はそれぞれ都市圏の消費者の一部の方をターゲットと想定し、メッセージを込めた商品に仕上げたつもりです。
このメッセージが皆さんに伝われば嬉しいですね。
目指すべきゴールは遥か遠くに感じます。
ただ、ベストを尽くすのみと商品開発をスタートしました。
最初の1歩は小さいけれど、将来に向けての大きな1歩であることを信じて。
次回から順番にこの開発商品をご紹介させて頂きますp(^-^)q