こんにちはv(^-^)v
曇りです。
風もあって涼しい一日ですね。
これまで地域情報やお茶のお話を中心にブログを展開して参りましたが、ようやく本題です。
本年度土山町商工会で行っております「土山茶」の商品開発・販路開拓事業についてのご説明です。
最初のきっかけはお茶農家さんの現状でした。
ここ数年お茶の単価が下がっており、このままであればあと数年でお茶農家をやめざるを得ないとの声が地域のあちこちから聞こえてきました。
土山ではお茶農家の若手後継者も頑張っておりますが、全体的に高齢化は進展しており、今後の地域特産品の維持が困難になることが想定されます。
土山町には土山茶の卸や販売をされておられるお茶屋さんもあります。
こちらは皆さん商工会員さんですが、取扱商品である土山茶の生産や品質が下がると、今後の経営に多大な影響が出てくることは避けられません。
しかし地域のお茶農家さんは小規模事業者ばかりであり、それぞれ経営努力をされておりますが単独で「土山茶」の販売量を大きく増やすことは非常に難しい面があります。
全ての業種でいえることだと思われますが、中小企業の経営力において不足している要素は、企画力と営業力でしょう。
失敗することは財務上許されないので新商品の開発や新しい市場へのアプローチができない。
できないので当然マーケティングデータも集められない。
データもないので新商品を開発できない、という悪循環から抜け出せないんですね。
地方の小規模事業者は、多くがこのような現状にあると思われます。
企画力=商品開発、営業力=販路開拓、これらを補完する取組みを行う必要がありました。
そこで土山町商工会では地域のお茶屋さんと協力連携して、地域特産品「土山茶」商品開発・販路開拓事業を企画しました。
商工会とお茶農家さんとの接点もあり、いろいろとお話をお聞きする機会もありました。
今年11月に全国お茶まつりが甲賀市で行われることもあり、絶好の機会でもありました。
あとはどんな商品をどのように開発するかという問題のみです。
未来の地域のために今やらなければいけないことがきっとあるはずです。
手探りでもいいから1歩でも前に進みたい。
こうして地方から全国展開への挑戦が始まったのでありました('-^*)/ つづく