冬季灌水による連作障害を抑える活動をしています

今年で3年目を迎えます。

カワラケツメイはマメ科の植物で、2年以上続けてつくると連作障害がおこります。先進地の見学時に2年植えて次は違う作物を作るか、冬季に2ヶ月間水張りをするといいとのお話を聞きました。

2月7日に田圃の水張りの様子を撮りました。手がかいじかん(方言かも)で、ポケットで手を温めながら写真撮影をしました。水面には薄氷がはってきれいに光っていました。

1年以上前になりますが、長年冬季灌水で農業をされている方が、佐渡でのトキ復元の取組みを指導されていました。

冬季灌水型農法の説明では、「冬場に水を引き込むことにより、水田の土中の微生物やイトミミズ等の底生生物が土を耕してくれ農薬のいらない土壌を作り、そこで無農薬による稲作を行うという農法です」とあります。

昨年度に引き続き、化学農薬と化学肥料を全く使わない取組み(エコやまぐち100)をしています。

連作障害を抑制するため、昨年末から水張りを始めましたが、水を少し入れると草の芽が一斉に出て真っ青になりましたが、水を増やしていくと草がほとんど消えてしまいました。ひょっとしたら草を抑えられるのでは期待しています(種に光が当たらず発芽を抑えるとの報告もあります)。

ただし同期の農学学士の話では、草の種は40cmの深さまで、びっしりなので草とうまく付き合った方がいいと忠告されています。

昨年大変苦労した草をどのぐらい抑えられるか大いに期待しています。



山口県 徳地商工会