田子の不思議な話 | にんにくの里 青森県田子町商工会

田子の不思議な話

ドコノ森文字石

 昭和11年頃、金鉱が出るらしいとの評判が広まり

ドコノ森に調査隊が入りました。南向きの七合目から

頂上にかけて奇妙な石がたくさん発見され

その平面には自然の造作とはとうてい考えられない

不思議な刻線が彫り込まれていました
発見当時は、この奇妙な刻線は日本古来の文字と

され、世の注目を集めましたが、現在は、明らかに

人工的な痕跡はあるものの、文字ならばあるはずの

規則性や斉合性が認められないことなどから、「文字」と断定するのは性急では?ともいわれ、方角を示した図という説もあります

謎はまだあります。この石はいったいどこで加工されたのか、なぜ南向き斜面に集中しているのか、など解明

されない謎は多いです


黒森の金の墓石

 長慶天皇(室町時代初期)の墓といわれる金の墓石が

黒森山のどこかにあると信じられています

黒森山に入ったキノコ取りが木の間がくれに異様に輝く光線を数時間たどっていくと、巨木が朽ち倒れ、おびただしく堆積した落ち葉の下に古ぼけた薄汚い墓石が隠されていましたキノコ取りが、なにげなくナタで削ってみると、柔らかく

まばゆいばかりの純金だったという

キノコ取りは狂気し、金の墓石を背負って山を降りようと

しましたが、重くて一人では動かすことができませんでした

明朝、家族総出で運び出そうと考え、帰ったその夜、キノコ

取りは盲目になってしまったといいます。金の墓石を見た者は他にもいるらしく、とはいえ、一度発見できても再び探し

出すことができないとか。もちろん運び出したものは誰も

いないのです