郷土料理 | にんにくの里 青森県田子町商工会

郷土料理

●食用肉として全国に。「田子牛の里」


田子牛(黒毛和種)



現在、田子町では約1000頭の成牛と子牛が飼養されています。かつて田子では日本短角牛、いわゆるあかべこが主流でしたが、収益性の高い神戸牛・松阪牛と同じ品種への切り替えを始めたのが、昭和30年代後半のこと。昭和61年には現在の品種が9割を占め、現在はほぼ黒毛和種となっています。
2000ヘクタールの放牧地でゆったりと暮らす田子牛。この田子牛たちが飲んでいる水は日本名水100選にも選ばれた湧き水。ジューシーでヘルシーな田子牛の秘密は、こんな贅沢にあるのです。



●南部藩主も愛好した「田子つつけ」


「にんにくみそ」「ねぎみそ」でいただきます。昔は、つつけだけで食べていたようです。季節の野菜、とうふ、こんにゃくなどと一緒に入れると最高の風味。そば粉でつくる「そばつつけ」が一般であるが麦で作る「麦つつけ」もあります。







●揚げて食べると香ばしい「干し餅」


大きな餅の塊をスライスして、乾燥させると干し餅になります。一年のうちに最も寒い頃に作るのが習慣で、よく凍らせないと、ただ硬く、食べにくい干し餅になります。







●ひっつみ


すいとんとよく似ているが、中には季節の野菜や田子で釣れるイワナやヤマメなども入るので、ダシがよくきいて、ついおかわりをしてしまう。ひっつみは忘れられない郷土の味。その代表格である。