田子町(たっこまち)
田子町は、青森県の最南端に位置し、南は岩手県二戸市・八幡平市、西は秋田県鹿角市、北東は青森県三戸町隣接する県境の町です。東西19.6km、南北17kmで扇状の形をなし、総面積は242.1k㎡、青森県内市町村で8番目の広さを持ち、人口約7,300人、町の総面積の80%が山林を占める。
11カ所の豊かな水源地や滝を持ち、水はきれいで肥沃な土地に恵まれている。豊富な水は町内で使用する他、八戸圏域水道企業体へ年間38万トンを売却するなど、豊かな自然と良好な気象条件を活かした農業を基幹産業としている。又、農業を活かした観光産業の創出にも取り組んでいる。
田子町で生産される「たっこにんにく」は、土壌づくりからスタートし、その生産への取り組みは、価格低迷や天候不順などの難しい局面に立たされながらも農家の努力によって、安定供給ができるようになったもので、厳しい選定基準をクリアした「たっこにんにく」として、県内はもとより首都圏から高い評価を得ている。努力の結果「たっこにんにく」として生産量や品質ともにその名を知られるようになる。
平成18年11月、東北で初の地域団体商標登録がされた。認知度の高い「たっこにんにく」と田子町の観光を連動させたグリーン・ツーリズムの展開を活性化の方策として、農業と商工業の連携
地域資源としては、上記のとおり豊かな自然と恵まれた景観があり、そこで育てられたにんにく、夏秋野菜(枝豆、トマト、キュウリ、大根)、果実等は、生産者団体によって安全・安心をもっとうに品質管理された物である。
今回はその中で、東北で初の地域団体商標登録がされ、田子町経済を大きく左右する「たっこにんにく」を活用した商品開発と販路拡大、並びに豊富な水源、にんにくの生産体験から食育までを、田子町の観光と連動させたグリーン・ツーリズムの事業展開を図っていきたい。