中井正広、仲間由紀恵主演で公開中の映画「私は貝になりたい
」、この主人公のモデル・原作の故加藤哲太郎
さん、その父故加藤一夫
さんの出身地がすさみ町防己(つづら)なんです。
戦後の1958年に確かフランキー堺さん主演でドラマ化 されたのが最初だったそうですが、当時の私は8歳ですから、うら覚え程度ですが何か記憶にあります。
ドラマの関係者がすさみ町と関係があるとは耳にしておりましたが、はっきりとはしていませんでした。
今日久しぶりに「すさみ町誌」を開いて人物欄を見ると、加藤一夫の章に1887年大都村防己生まれ、旧制田辺中学(現田辺高校)、明治学院大学神学部に学び、同窓生に沖野岩三郎、賀川豊彦がおり、アナキズムに傾倒していたとある。
この故加藤一夫さんの息子さんが、「私は貝になりたい」の主人公のモデル・原作者で、戦後戦犯となり、1948年スガモプリズンに拘禁、絞首刑の判決を受けるが、後、除名嘆願運動等もあり、1958年出所しています。
「私は貝になりたい」がリメイクされる度に、郷土の先人のことが思い出されます。
ここのところ映画を見るなんてほとんどなくなりましたが、今回はぜひ見に行こう。
ちなみに、今日私は1年に一度の大腸ポリープ摘出手術のためお休みいただいております、平和なもんです。