私たちは、白老=しらおいと呼びますが、愛知県常滑市に、嘉永元年(1848年)から白老=はくろう と読むお酒があったのです。
白老(しらおい)は、安政3年(1856年)と言われておりますから、白老(はくろう)の方が歴史が古いのです。
では、これまで互いに知らなかったのか? というと、ありました、20数年前に、愛知県からこの白老町にお出でになり、交流があったのです。
愛知県常滑市は、常滑焼で有名ですが、その常滑焼のとっくりに、白老の文字(北海道白老町の文字)と、木彫りの熊とニポポが描かれた、まさしく北海道の白老(しらおい)のデザインと、常滑焼、白老(はくろう)のお酒のコラボレーションです。
上の写真は、先日、当町の観光戦略室のS氏がこの酒蔵(澤田酒造㈱) を訪れた際に、その当時の空き瓶があったということで、頂いてきたそうです。
嘉永元年といっても、ペリー来航の5年前、今年創業160年の澤田酒造さんは、現在でも”麹ぶた”を用いた昔ながらの手づくりにこだわっていますが、現在ではほとんど見られないようで、貴重な酒蔵です。
澤田酒造さんのパンフレットを見たとき、鳥肌がしばらく治まらず、なにかどきどきしてうれしいような・・そんな気持ちになりました。
それに、”はくろう”の方が古いなんて、今まで知らなかったのが恥ずかしい感じも・・
昨年全国展開事業で開発された特産品”白老粋品”と白老(はくろう)で一杯!なんてことが出来たら最高です。
※写真の箱は現在の白老(はくろう)
北海道は白老(しらおい)、愛知県常滑は白老(はくろう)で”白老”をよろしくお願いします。



