こんばんは 「ようよう坂町」
今日は被爆80年の日。あの日のように厳しい暑さの中、広島市平和公園では
原爆死没者慰霊式・平和祈念式が営まれ、核兵器のない平和な世界の実現に
向けての宣言を、全世界へ発信しました。
坂町では、非核宣言の町宣言の看板のある北新地運動公園の追悼碑の前で、
坂町原爆被害者追悼慰霊式が営まれました。
原爆被害者の会が高齢のため解散した後、二世が原爆被害者友の会を結成し、
式典を実施しており、今年が7回目です。8時から開式、町長、議長、会長の
挨拶の後、8時15分に黙祷、献花をしました。
今回は子どものスポーツ交流で来町している島根県川本町の子どもたち60名も
坂町の子どもたちと出席し、黙とう、献花をしました。
8時30分閉会の後、小屋浦の坂町自然災害伝承公園で行われていた慰霊式に
途中から参加、献花させていただきました。
坂町に慰霊碑が多いのは、原爆投下後、広島市の対岸の坂町には、船で多くの
負傷した被爆者が運ばれました。臨時救護所となった学校や寺院で、地元住民などが
看護しましたが多く方が亡くなられました。それぞれの地区に埋葬し、慰霊碑を
建立したとのことです。
原爆投下80年ですが、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や中東情勢が悪化する
中で迎える原爆の日。ややもすれば子どもたちも投下日や時間なども知らない世代が増え、
風化の懸念があり、被爆の実態を次世代にどう伝えていくか、そして核兵器廃絶と
世界平和をどう訴え続け、実現していくかが私たちに課せられた大きな課題ですね。
近くのショッピングセンター「フジグラン安芸」の1Fセンターコートには
安芸南高校書道部の「平和」のメッセージの書が展示してあります。ご覧になってください。