こんばんは 「ようよう坂町」
5月も晦日。1人当たり10万円の特別定額給付金は世帯主に
家族分がまとめて支給されます。
今では世帯主といいますが、以前は戸籍の筆頭者は戸主
でした。この制度は戦後廃止されました。
戸主制度が生まれた明治30年代から戸主会が全国的に
ありましたが、現存するのはごく少数のようで、歴史のある
貴重な団体です。
横浜戸主会は大正10年(1921年)に設立され、昭和7年に
財団法人、平成24年に公益法人改革で、町認可の地縁
団体に移行。来年で100周年を迎える坂町で最も古い
組織です。現在では横浜4地区の世帯主1,153名が会員と
なっています。本来なら5月30日に総会を開催する予定で
したが、コロナ感染防止のため、規約に基づいて役員会を
総会代行とし、先日収益事業の申告を税務署・県税事務所に
提出し、納税を済ませました。
横浜戸主会は所有財産の管理、地区住民協や消防団、
女性会、老人クラブ、PTAなどへの助成、伝統文化の
「曳船」の保存など地域振興と福祉増進活動などを行って
います。
戸主会の財産は横浜小学校用地、宝海寺、住吉・恵比須
神社用地、墓地用地など総資産4億円余りですが、
昨年はその一部を横浜西地区の津波災害一時避難場所
用地として、坂町に売却しました。
また、墓所崩壊による県急傾斜工事の隣地に「平成30年
豪雨災害記念碑の建立を行いました。
今年5月3日には、町制施行70周年記念として、ひろしまフラワー
フェスティバルに「曳船」が参加する予定でしたが、残念ながら
中止でした。来年「100周年記念」として参加する予定です。