こんにちは 「ようよう坂町」
今日は小屋浦新宮社の秋祭りがあります。
13日の坂八幡神社秋祭りには、わが地区からは270年の
伝統のある「曳船」という船形をした珍しい神輿が奉納され
ましたが、同時に横浜小学校5・6年生による「曳船」の小船も
奉納されました。
この小船は、横浜戸主会が「曳船」の伝統を子どもたちにも
伝えたいと、平成元年10月に小学校に寄贈したもので、実物の
2分の1の大きさです。現在では、八幡神社の秋祭りに奉納と
5月の小学校運動会で発表しています。
横浜西での出船式が終了した後、いよいよ出船です。
八幡神社に到着すると、石段を上がって行きます。
やっと境内に到着です。大船は一旦休憩しますが、小船は
そのまま進んで行きます。 そして船首を拝殿に突っ込み奉納
します。神主さんのお祓いを受けます。その間船尾を左右へと
振ります。
それが済むと、境内でもんで行きます。荒波に向かう時は、
船首を上げ、乗り越えていきます。 波の一番上に来ますと、
高々と船をあげていきます。そして波を受けると、船首を下げ、
前へと進んでいきます。
激しいもみの後は体制を再び整えて、石段を下っていきます。
無事奉納が終わったら、神社下の御手洗というところで、
一旦休憩して、大船の奉納を見守ります。大船の奉納が
終わり、無事御手洗に到着すると、一緒に横浜港へと帰船
して行きます。
この小船ができて30年余りですから、最初の子どもたちは
もう40歳を超えています。もう立派な大人です。この小船を
体験した子どもたちが、最近では大船の担ぎ手となっています。
子どもたちに横浜地区の伝統を伝えて行きたいとの先輩の
皆さんの想いが現実になってきており、嬉しい限りで、伝統
文化の継承がうまくいっているようです。