こんばんは 「ようよう坂町」
昨日の「曳船」無事奉納が終りました。今日は飾りを片付けた後、寄付者
の名簿整理です。曳船の圧巻は何といっても八幡神社に奉納した後、
「もむ姿」です。
昔横浜は漁業の町、遠く朝鮮(今の韓国プサン近くの統営)でイワシ網漁を
行い、イリコの生産を行っていました。穏やかな瀬戸内海から波荒い玄界
灘を航海していくわけです。決死の覚悟での航海は勇気のいることであっ
たでしょう。曳船はその姿を再現しています。瀬戸の穏やかな海を進むと
きは、ゆっくりと華麗に進んでいきます。
音頭も終わり、ほら貝の音とともに、荒波を乗り越えていく姿を表現します。
まず荒波に向かうときは、船首を上げます。前には進みません。
そして波の上に乗り、今度は波を受けて一気に進んでいきます。
船尾を上げ、船首を下げて、前進していきますが、このとき船尾付近の担
ぎ手は転ぶなどして非常に危険です。今回もかなり転んだようですが、幸
いにもけがはなかったようです。今回はこの動作を3回繰り返して行いまし
た。
まさに祭りのピークであるとともに、これまでで疲れもピークの中、重たい
「曳船」で荒波を乗り越えていく、横浜地区の若者たちの勇壮なパフォー
マンスぶりに、観客の皆さんは感動し、万雷の拍手をしていただきました。
今年は特に素晴らしかったと、皆さんの感想でした。