今週末の土・日(10日と11日)に坂八幡神社の秋祭りが開催されます。
10日宵頃(よごろ)といい夜の祭りで、11日は本祭で日中の祭りです。
八幡神社は鎮座750年余りで、坂町の歴史と伝統を誇る勇壮典雅な
寄進ものが多数あります。その中で、わが横浜地区からは265年余りの
伝統のある「曳船」が奉納されます。
10月11日に神社境内に華麗で勇壮な「曳船」が奉納されます。
大小の「曳船」は横浜地区で出船式を11時50分から横浜西公園前で行
い、八幡神社へと船出が始まります。
神社境内への石段は、危険で緊張が走る場面です。森浜地区からは屋
台です。曳船とは協力関係にあり、お互い助け合います。屋台の上に子
神殿に戦勝報告をし、神主さんよりお祓いを受けます。その間、船首を神
その後、荒波を航海する姿を表現します。荒波を乗り越えるときは船首をあ
げ、ゆっくりと進みます。
後ろから波を受ける時は、船尾を上げ、船首を地面にすりながら、一気に
前進します。下手をするとけがをします。動きが早いので、船頭などは特に
気を使います。
やっと荒波を乗り越え、いよいよ帰船です。ホラ貝、大船頭の先導で石段
を下って行きますが、この辺りでは疲れもピークとなっています。
屋台は中村地区にもありますが、今では動かすと壊れるので、保存庫の
前での披露のみです。 「頂載(ちょうさい)」という神輿は刎条地区からの
寄進です。
もう一つの「ちょうさい」は浜宮地区から寄進します。刎条より新しく、荒々し
いもみ方で有名です。石段上が刎条、下が浜宮の「ちょうさい」です。
曳船が御手洗から帰船し始めますと、神社境内から西側地区の雄獅子
が石段を舞いながらおりてきます。中腰での舞ですので大変です。
次いで、上条地区の雌獅子が舞いながらおりてきます。
祭りの最後は、曳船が先頭で先導し、次いで森浜の屋台、浜宮のちょうさ
い、刎条のちょうさい、そして獅子舞が参道と石段を並び、壮観な風景と
なります。神社境内から見た参道の風景です。
小さい町の祭りに、これだけいろいろな種類の寄進ものがある祭りも珍し
いのではないでしょうか。この日曜日は、ぜひ坂町へお出でください。
10月11日(日)の秋祭り本祭は下記の通りです。
≪祭典≫
14:00~儀式
14:10~巫女舞
神殿では巫女舞があります。町内の小学生が舞っています。
15:00~湯立て
境内では午後3時から湯立て神事があります。笛の演奏は上条地区の皆
さんです。
湯立て神事とは、豊作と健康を祈る伝統行事で、釜で湯をたぎらせ、それを
神前に献上し、最後に釜の熱湯を笹の葉で参拝者の頭上に振りまき、氏子
の安泰を祈願します。
≪寄進もの≫
13:00~浜宮地区頂載(ちょうさい)
14:15~刎条地区頂載(ちょうさい)
14:00~横浜地区曳船小船
14:30~横浜地区曳船大船
15:20~西側地区獅子舞
15:25~上条地区獅子舞
屋台神輿…森浜地区13:20恵比須神社前出発
中村地区屋台小屋前で披露
*臨時駐車場は坂町役場隣にあります。
いかがですか。こんないろいろな寄進もののある秋祭りは珍しいのでは
ないでしょうか。
ぜひ、坂町八幡神社の秋祭りにお詣りください。