今日は敬老の日です。以前は９月１５日が敬老の日でしたが、２００３年
から第３月曜日となっています。それ以後９月１５日を老人の日、同日より
１週間を老人週間としています。
６５歳以上の高齢者人口は前年に比べて１１２万人増え、３１８６万人、総人
口に占める割合は０．９％増の２５．０％となりいずれも過去最高となってい
ます。年齢階級別にみると、７０歳以上は２３１７万人（総人口の１８．２％）
で、７５歳以上は１５６０万人（同１２．３％）で、８０歳以上は９３０万人（同７．
３％）となっています。
今日は台風１８号の影響が心配されましたが、台風一過、好天の中、わが
町では坂町町民センターで９時３０分から「坂町敬老会」が開催されました。
今回のご招待者は満７５歳以上の方で１，８２０人ですが、実際に出席され
たのは４００人ぐらいでした。町内人口１３，３６８人に占める割合は１３．６％
です。ちなみに８０歳以上は１，１０８人で８．３％で、子育て支援のまちで人口
が県下最大の増加の町ではありますが、全国平均に比べると高齢化も進ん
でいる町でもあります。
国歌斉唱に続いて坂町長の挨拶です。坂町が取り組んでいる事業などの状
況と、こうして発展している町は高齢者の皆さんお陰ですと感謝をのべてのご
挨拶でした。続いて敬老会のお手伝いをしていただいている女性会会長のご
挨拶です。本来なら壇上での挨拶ですが、敬老会では敬意を評してでしょうか。
同じ目線での挨拶です。
１００歳、９９歳、８８歳の７５名の方々に敬老祝い金が７７歳１２５名と７０歳
１８９名に祝い品が町長から贈呈されました。また、敬老会を共催している
社会福祉協議会からは１００歳、９５歳、８５歳の１０４名に祝い金、７５歳の
１４８名に祝い品が贈られています。
続いて、来賓のご挨拶として坂町議会議長です。
来賓として衆議院議員自民党青年局次長が駆けつけてくださいました。
ただご挨拶が終わったら次の他町会場へと移動です。
横浜小学校１年生の子どもが、いつもおいじいちゃん、おばあちゃんありが
とうと可愛い挨拶をしてくれました。
３０分余りで式が終わり、次いでアトラクションでのお楽しみタイムです。昨年
は５団体でしたが、今年は８団体の熱演がありました。
広島県民踊協会松岡教室坂支部の皆さんによる「坂町音頭」です。３年前
の町制６０周年記念でできた新しい坂町の踊りです。今年の５月３日の広
島市でのフラワーフェスティバルに参加し、またこの夏の各地区の盆踊り
や潮の香まつりの合同盆踊り大会で多くの人が踊り、盛り上がりました。
上条ひまわり会の皆さんによる「ひょっとこ踊り」です。
先月ふれあいこんさぁとを開催した女性コーラスグループのコール・マーレ
です。妻が所属しています。なつかしい「東京ブキウギ」の合唱です。
続いてコール・マーレは「瀬戸の花嫁」です。指揮者が波の音を出してい
ます。
そして合同で「憧れのハワイ航路」と「高原列車は行く」です。手拍子や一緒
に歌いましょう。
会場からも手拍子です。
次はひまわり会の歌と踊りです。歌は「三味線やくざ」、そして右の踊りは
わが横浜中央地区の方で、老人クラブなどでよく踊っていただいています。
「無法松の一生」です。
次いで、賀堂流安芸吟詠会のみなさんによる吟詠です。
次はナ・プア・ハワイの皆さんによる「フラダンス」です。潮の香まつりでも踊
っていただいています。町民センターで練習しています。
広島県民踊協会松岡教室坂支部と上条ひまわり会の合同での踊り「百歳
音頭」です。曲げた腰を伸ばすところが何か面白いですね。
アトラクションの最後は敬老会のお世話をしていただいている、坂町女性会
連絡協議会の皆さんによる合唱です。エプロン姿での歌です。みんなで歌い
ましょうと、まず「お座敷小唄」そして「ふるさと」を会場の皆さんと合唱です。
１１時１０分過ぎに「敬老会」は無事終了です。会場出口では記念品と飲み
物が配られました。各地区へはバスでの送迎です。
記念品は、ナガヤベーカリーさんの「芋入りバターケーキ」です。
２０年先には全世帯の７分の１を一人暮らしの高齢者が占める、との予測も
あるそうです。地域のきずなを結び直し、失われつつあるお互いが支えあう
「地縁」そしてまちづくりをどう取り戻し、進めていくかを、今日の「敬老の日」
を契機に、一人ひとりが考えてみたいですね。
坂町では現在、レクリェーションや演芸観賞、簡単な手芸、工作、子どもたち
とのふれあい交流など「楽しく・気軽に・無理なく」をモットーに、仲間づくりや
ひきこもりの予防につなげようと６５歳以上を対象に「ふれあいサロン」が町
内各地区の地域で定期的に開催されています。この会は「サロン世話人」
「サロンボランティア」としてたくさんの方が、企画・運営に参加されています。
だれでも気軽に参加できるので、ご近所同士の交流を深める場ともなって
います。
また、お互いが支えあうまちづくりとして「ようようネットさか」や「さか町応
援隊」で、ちょっとした支えあいの助け合い活動も行っています。
敬老の日だけでなく、いつもお年寄りの方に安心して長生きしていただく
ためにはどうしたらいいか。私たちも原点に立ち返って考えたいですね。
私たちの行く道ですから。