こんばんは 「ようよう坂町」
「ようようまつり」は、昭和59年6月に坂町北新地の東部流通団地内にB&G
う意味の「ようよう」を復活させ、坂町が前途洋々でありますようにとの願い
をこめて命名しました。
29年前の第1回目の時、その当時東部流通団地への進出企業はなく、周囲
は空き地で駐車場に利用させていただきましたが、何んと空前の約2万5千人
が来場しました。
開催を継続していこうと、町補助金も減っていく中、3回目からは、会場が整
っている坂小学校と町民グラウンドに会場を移し、経費を縮小しました。
その後東部流通団地協議会10周年記念事業との共催で、再び11回(阪神
大震災の年)から北新地運動公園へ。そして駐車場をお願いしていたそごう
物流センターの売却により、駐車場確保が困難になったため、21回目は平
成ヶ浜中央公園へ。22回目からパルティ・フジ坂へ移動し、今年3月で29
回目を開催、今では坂町を代表する大イベントとなるとともに、もう伝統行事
となっています。
今年の「ようようまつり」りステージショーは10時から、坂チーム熱中人の演
奏から始まり、自転車トライアル、子どもヒップホップ、キッズスクールの踊り
やイントロクイズ大会などのイベントが続きました。
同時開催の「さかサンデーマーケット」は今回113回目を迎えました。
「第18回キッズ起業家育成塾」で3日間学んだ坂町と海田町の小学校の5・
6年生の「お店を開こう」と販売体験会です。
姉妹縁組をしている島根県川本町からは、特産品の販売として「杵つきも
ち」の実演販売していただき、人気を博し、早々と完売です。
サブ会場の坂中学校では、「第24回コミュニティスホーツ大会」が開催され
ました。グラウンドではグラウンドゴルフ、ペタンク、体育館ではビーチボー
ルバレーに町内外から多くのチームが参加し、賑わいました。隣の尾鷹公
園では、ゲートボール大会が開催されました。
第1回ようようまつり」の大成功に勇気とやる気が出た“坂町の若者たち”次
は「広島ベイマラソン大会」を企画しました。平成2年12月に開通する、ひ
ろしまベイブリッジの開通記念で橋の上を走るマラソン大会を開催しようと
いうことになり、平成2年11月に開通前の橋を貸切り、ソウル五輪女子マ
ラソン優勝者のロザ・モタ選手(ポルトガル)を招待し、橋を往復する7㎞
の「広島ベイマラソン」として開催しました。約2,500人余りの選手が全国
から集まり、大成功に終わりました。
せっかく始めたものをやめるのはもったいないと翌年から始めたのが、広島
県唯一のフルマラソン大会の「広島ベイマラソン大会」です。片道2.5Kmの
コースを8周半するという変則コースですが、昨年の11月で22回目。
昨年の大会は、北は北海道、南は鹿児島県の全国30都道府県から約2千
人の選手が参加。左が5キロ、右がフル・ハーフの路上スタートです。今でも
広島県唯一のフルマラソン大会です。今年は11月17日(日)開催です。
次いで誕生したのが夏祭りの「潮の香まつり」です。旧坂町商工会青年部と
姉妹縁組を結んでいる島根県川本町商工会の交流で「夏まつり」を視察、
参加したのが契機となり、わが町でも夏まつりをつくろうということになり、平
成4年に誕生しました。
緑豊かな坂町」から名づけました。会場は坂町役場駐車場などでした。町
の花朝顔市や手づくりボート競走大会、そしてカラオケ大会などでした。
2回目からは花火大会を行いました。
「潮の香まつり」は今年で22回を迎え、すっかり夏の行事として定着してき
ました。昨年の様子です。
同時開催の「さかサンデーマーケット」は午後1時から開店しますが、日中
の暑いうちは人出も少なく、やはり夕方の涼しくなってから多くの人でにぎ
わいます。
ステージショーとしては、暑い中でのパフォーマンスのトップは、自転車での
トライアル「Teamパパイヤ」です。そして広島文化学園大学「和Rock」の太
鼓演奏もありました。
こどもヒップホップは総勢70人の大舞台です。子どもたちの演技を見よう
そして午後7時過ぎからは「合同盆踊り大会」です。まず、坂地区、横浜
地区に古くから伝わる盆踊りの「地踊り」を各地区ごとに踊ります。坂は
「フラワーフェスティバル」に総勢180名で初出場しました。
ベイサイドビーチ坂」です。今年6月で5回目でした。4年前の海田町、熊
野町、坂町で行った三町地域リーダー育成研修で、若者チームのアイデ
アの出たリオのカーニバルのようなイベントをベイサイドビーチで行おうと
いう計画を実現したものです。ビーチの年間活用策とともに広域イベント
として、国際交流イベントとして、新しいイベントです。
JR呉線水尻駅に直結し、国道31号線沿いにあるベイサイドビーチ坂は
西日本最大級の人工海浜で、7~8月は県下最多の海水浴客でにぎわ
っています。昨年夏には「みなとオアシスベイサイドビーチ坂」に本登録さ
れました。
ビーチでは子どもたちによる「ビーチサッカー大会」。サッカー終了後午後か
らは「ビーチフラッグス大会」も行われました。
瀬戸の海や島々を背景にしたステージのないステージは、晴れていれば
明るく開放的で非常にいいムードのはずなのですが、残念ながら急きょテ
ントを張り雨対策です。その中で今年は4団体に出演していただきました。
その中で注目は、やはり第1回から続くブラジルの「サンバ踊り」でしょうか。
また、ブラジルの「カポエイラ」という珍しい格闘技&ダンスや今回初出演の
広島大学ジャズ研究会の演奏もありました。
「チーム・パパイヤ」による自転車トライアルパフォーマンスは、町内イベン
トではすっかりおなじみになりましたが、曲芸のような自転車のパフォーマ
国際交流マーケットでは、広島文化学園大学の中国人留学生などによる
「中国&韓国料理」や海田町国際交流協会のご協力で「ブラジル・ペルー
料理」の店などが出て、珍しいお国料理に人気がありました。
毎月第3日曜日にパルティ・フジで開催していた「さかサンデーマーケット」
のお店も出て、賑わいました。
これらすべてのイベントの誕生にかかわってきた私は、いかにイベント好
きかがわかりますね。イベントで地域活性化、新たな伝統文化づくりを目指
して取り組んできましたが、今の子どもたちにとっては、生れた時からあり、
もう伝統行事になっているのですね。
この他の大規模イベントとしては、2月下旬にサンデーマーケットと漁協と
コラボする「坂町水産まつり」があります。
もっとも新しいイベントは昨年誕生した「坂町悠々健康ウオーキング大会」
です。今年も3月に開催されましたが、1千人余りが参加です。
一過性のイベントでは町の活性化はできない、という声もあります。でも人
が集い交流し、お金が動くとまちのにぎわいが創出され、少しは活性化に
つながるのではと信じています。さらに、私たちから若者へ、そして子から孫
へと「絆」を受け継いでいくことが、新たな伝統文化の創造にもつながるので
はないでしょうか。そんな思いがする、今日の大型イベント誕生の日です。