こんばんは 「ようよう坂町」
昨夜のサッカーの日本代表が2014年ワールドカップブラジル大会
の出場切符を世界で最も早く手に入れました。おめでとうございます。
感動と興奮が冷めやらぬ今日です。
ブラジルといえば、地球の反対側で、日本からはもっとも遠い国の一つ
ですが、これで近くなりそうですね。ブラジルといえば、わが町からも移
民に多くの方が行っていました。わが家の近くには「世界の石ロード」が
あり、ブラジル産の石が埋め込まれています。首都ブラジリアまでは
17,960㎞あるとのことです。
開放的なビーチでブラジルのリオのカーニバルのような情熱のサンバ
踊りなどを含めた新しいイベントができないかと誕生したのが「リオde
ビーチカーニバル」でした。商工会合併に伴う、海田町などとの初めて
の広域連携イベントでもありました。「リオdeビーチ」のリオはスペイン語
やポルトガル語で「川」です。海田町を流れる瀬野川が海にそそぎ、坂
町のベイサイドビーチへとつながる、そのつながりによるイベントという
意味で「リオdeビーチ」と名付けたわけです。
サンバのチームは海田町国際交流協会を通じて出演をお願いしました。
初回から今回で5回連続出演です。イベント予算が厳しいため、ステージ
は組まず、一段高い歩道と芝広場を利用して、瀬戸の海を背景にしたス
テージです。
瀬戸の海や島々を背景にしたステージのないステージは、晴れていれば
明るく開放的で非常にいいムードのはずなのですが、残念ながら今回は
急きょテントを張り雨対策です。その中で今年は4団体に出演していただ
きました。やはり注目は第1回から続くブラジルの「サンバ踊り」でしょうか。
その前に、ブラジルの格闘技カポエイラ「ナチーヴァ」の皆さんの登場です。
海田町のひまわりプラザで練習している皆さんです。
そもそもカポエイラとは、16世紀以来アフリカからブラジルへ奴隷として
連れてこられた黒人たちが、主人の虐待から身を護るために、あるいは
休み時間に仲間とふざけ会うために編み出した護身術/遊びだと言われ
ています。ただ護身術の練習をカムフラージュするためにダンスのような
形態になったのか、もともと遊びだったものが護身術としても用いられるよ
うになったのかはよく分かっていません
ステージショーも熱がこもってきました。いよいよメイン のサンバチーム
登場です。第1回から引き続きの出演の「ホーザ・ジ・ヒロシマ」の皆さん
です。2005年に結成したサンバチームです。広島・海田・福山などに
住む日本人とブラジル人が一緒にサンバを楽しんでいます。
チーム名の「ホーザ・ジ・ヒロシマ」はポルトガル語で「広島のバラ」という
意味で、ブラジルの詩人がつくった平和を願う詩のタイトルからとったそ
うです。
サンバというブラジルの大衆文化を共有しながら、異文化共生、平和へ
の願いを込めています。広島や福山で練習し、フラワーフェスティバルや
地域の国際交流イベントに出演しています。
ダンサーが登場してしまうと私たちは目立たなくなるのでと、まず楽団の
紹介です。珍しい楽器の紹介がありましたが、よくわかりません。
そしていよいよダンサーの登場です。今年は5人の皆さんです。
サンバを見る機会がないので、カメラマンを含め、多くの人が観賞に来ます。
場内の皆さんと一緒に踊りましょうと、ダンサーの皆さんが誘いますが、シャ
イな日本人が多い中、なかなかでてくれません。
それでも子どもたちや大人の人も出てくれ、一緒に踊り、盛り上がっていき
ます。
みなさんもサンバの世界に足を踏み入れてみませんか。ちなみに坂町の
方はいらっしゃいませんので、ぜひにとのことです。
ステージではこの他に「チーム・パパイヤ」の皆さん自転車トライアルパフォ
ーマンスです。「チーム・パパイヤ」は町内イベントではすっかりおなじみに
なりましたが、曲芸のような自転車のパフォーマンスには驚きです。
ビーチでは、子どもたちによる「ビーチサッカー大会」を開催、砂に足を取ら
れ、珍プレーもありますが、熱戦が繰り広げられていました。将来、この子
どもたちの中から、ワールドカップに出る日本代表が出るかも…。
日本代表のブラジルW杯出場切符を手に入れたので、わが町でのブラジ
ルについて紹介してみました。ブラジルのカーニバルをイメージした「リオ
deビーチカーニバル」。来年はワールドカップ開催の年。そして2016年は
オリンピック開催と、遠かったブラジルが身近に感じられるようになり、その
興奮が日本にも伝わり、身近になってくるでしょう。
「リオdeビーチカーニバル」もますます注目され、一大イベントとなってくれ
ればと期待しています。