こんばんは 「ようよう坂町」
今夜は十六夜の月ですが、まだ満丸のきれいな月が見えましたよ。
今日は成人の日です。以前は1月15日でしたが、成人の日を1月15日とし
たのは、この日が小正月であり、かつて元服の儀が小正月に行われていた
ことによるといわれています。
ところが、ハッピーマンデー制度導入に伴い、2000年から1月第2月曜日
（その年の1月8日から14日までのうち月曜日に該当する日）に変更されまし
た。そのため元々の1月15日は法律を改正しない限りやってこなくなってしま
いました。
坂町の成人式は、三連休の中日で遠方から出席しやすいようにと日曜日
の午後ということで昨日行いました。午前は消防の出初式、午後からは成
人式と来賓にとっては忙しい一日です。でも一日ですむという利点もあります。
会場の町民センター入口です。
正月明けとはいいながら、比較的暖かい日でした。さか・なぎさ公園ではのんび
りと魚釣りの人も見えます。
会場の町民センターはもともとは中国電力の坂発電所跡地です。広場には記念
碑が建っています。それによりますと、昭和２年営業運転し、当時の発電機は
日本最大級で、昭和１０年には中国地方１の発電所となりましたが、平成３年
完全撤去されました。その後区画整理され、平成ヶ浜地区の新興住宅地となっ
ています。中国電力用地はその１番奥の陸上競技場や柱上変圧器リサイクル
センターなどとなっています。
さて、今年の成人者は平成３年4月2日～平成４年4月1日までに出生した人
１３７人（昨年１１８名）が対象で８３人が出席しました。全国では約１５２万人と
とういことで、昨年より増えましたが、最多のころからいうと約半分近くになって
いるそうです。平成生れの世代となりました。
わが町では、成人者が企画から運営までを実行委員会をつくり、何度も打合
せした上での開催ですから静かで厳粛そして立派な成人式です。
続いて主催者である坂町長さん、教育委員長さんの式辞です。
そして委員長さんが成人者による誓いの言葉を受けます。次は来賓として
坂町議会議長さんの挨拶です。
恩師、来賓や親の出席も多くあり、成人者より多い状態です。成人式はまず国
歌斉唱で始まりました。国歌斉唱新年互礼会で３回、出初め式、そして成人式
ともう５回目です。
続いて教育長さんから、町の記念品の「フォトフレーム」の贈呈です。そして成
人者からのお礼の挨拶です。
厳粛な式は坦々と進み、３０分足らずで終了です。この後外に出て記念撮影
ですが、町民センターでは、歴代の成人式の写真が展示してあります。
数年前までは案内ハガキに「平服」で出席するよう案内(平成13年まで)してい
ましたので、女性の着物姿は皆無でした。教育委員会でいろいろ議論した結果
そのたった一行の文言をはずしたのが平成14年でした。その年はまだ着物姿
は少なかったのですが、年々増え、今ではほぼ全員(今年は１人洋服)が着物
です。男性のはかま姿も見られます。派手過ぎるとはいいながら、着物姿の女
性は優雅できれいですね。
記念撮影は来賓も含めて行います。２階のロビーから撮影しますが、カメラマ
ンのほか、親御さんのカメラマンがたくさんいました。
私も記念撮影の中に入るように、撮影前に２階から写し、加わりました。
大勢なのでなかなか撮影に時間がかかります。幸いにも今日は暖かかったの
で、それでもよかったですよ。この後、マイクロバスで移動し、平成ヶ浜中央公
園での町木「梅」の記念植樹です。昨年はこの時期公園の梅の花は一部咲い
ていましたが、今年は寒いのか、まだつぼみが固いようです。
記念植樹は、紅梅と白梅の２本の植樹です。手前の木は昨年の植樹です。
まず、町長さんの挨拶があり、成人者による記念植樹が行われました。
着物を汚さないように注意しながら、スコップで土をかけていきます。
植樹の後は、全員で記念撮影。この後、平成ヶ浜福祉センター(アセンブリホ
ール)で、祝賀会がありました。小中学校の恩師を交えての懇談会、ビンゴゲ
ームなどで賑やかなうちに終えましたが、私は出席しませんでした。
公園内は成人式の記念植樹で梅の木も増え、梅林が整備されて来ています。
一番最初の「梅の木」の植樹は平成１３年度からのようですから、もう１０年
以上も続いています。もうしばらくするときれいな梅の花が咲き、皆さんの
目を楽しませてくれるでしょう。
ちなみに、月イチウオーキングでは２月５日(日)この公園などをウオークする
「観梅ウオーク」を開催します。
かくして午前の出初式、そして午後からの成人式も無事終了しました。成人者
の皆さんを取り巻く環境は厳しいようです。学生の皆さんは就職活動もままなら
ぬ不安定な世の中ではありますが、若い力と無限の可能性を信じて「夢」にチ
ャレンジして行ってほしいですね。外に出ていく皆さんは、記念植樹した「梅の
木」の成長を見に帰ってほしいですね。わが故郷は、いつまでも皆さんのもの
です。成人者の皆さんの輝かしい前途を祈念しています。