今日はクリスマスイブでしたが、素敵なイブを過ごされたでしょうか。私はと
いえば、散々のクルシミマスイブとなりました。今朝になると38度5分の熱が
出たため、妻の勧めで病院に行って診察・点滴を受けました。点滴後念のた
め、レントゲンを撮ってみると肺炎でもう少しで入院ということでした。午後から
も点滴に行き、計3種類の点滴をしました。1日寝ていたので少しはよくなって
来たようです。さびしいわが家のイブとなりました。
12月になると至る所でイルミネーションが点灯されますが、わが町でも駅前
のパルティ・フジにイルミネーションがあります。旧市内電車やツリーのイルミ
ネーションがきれいに輝いています。
先日の忘年会のついでに広島のイルミネーションを見に行ってみました。
今、広島市の中心部は郊外の大型ショッピングセンターの進出で大きく変わ
ろうとしています。市内4百貨店のうち、2番目に古い天満屋が来年3月でな
ります。
その近くにある映画館を含む商業施設は取り壊されます。その隣には私が
大学卒業し入社した時に開店したイズミの八丁堀店がありましたが、現在で
は貸しビルとしてヤマダ電機となっています。
広島市でのイルミネーションの元祖といえば並木通りです。並木通りは本通り
のパルコから平和大通りまで続いていますが、パルコ側には巨大なクリスマス
ツリーがあります。
並木通りの並木にイルミネーションが点灯したのが広島では初めてのイルミ
ネーションでした。
本通りやパルコ前のイルミネーションです。
並木通りのイルミネーションを楽しみながら平和大通り出ていくと「ひろしまド
リミネーション2011」が開催中で、多くの人で賑わっています。
平和大通りは幅100mあり、100メートル道路とも呼ばれています。真ん中
を車道が走り、その両サイドに緑地帯、そしてまた車道があり、その外に歩道
があります。ドリミネーションは車道の外にある緑地帯の両サイドで行われてい
ます。田中町から平和大橋までの約1キロにわたって、約140万球の色とりど
りの光でライトアップされています。
並木通りを出たところから田中町へと向かいますと、昨年まではイルミネーシ
ョンごとに名前がついていましたが、今年はついていませんので、細かくは説
明できません。
ただ、今回はストーリーがあるとのことで「幸せの国第二章~再会の日~」
の説明から回って見ることにしました。物語は…
…あれからまもなく1年。少女は幸福を探し求めた旅から帰り、故郷で幸せ
に暮らしていました。少年の幸せを祈りつつ、再会できる日を少女は心待ち
にしていました。約束の日、少女のもとへ迎えに来た機関車は旅立つと、白い
雲の中を力強く進んでいきます。
修学旅行生でしょうか。記念撮影をしていました。
2人は再会し、手を取り合って喜び、1年間の出来事を夢中で話し合い、幸せ
イルミネーションは太陽光発電も利用しています。
2人は楽しく話をしながら歩いていきます。
偶然見つけた光のトンネルを通り抜けたその瞬間…。
2人は別々の世界に離れ離れになってしまいました。
少女の目の前には遊園地や童話の思い出の世界が広がります。
少年の前には一面の雪の世界、厳しい寒さが待っていました。2人はそれぞ
れの夢の世界に迷い込んだのです。少女は満天の星空です。
夢でない現実に帰ると、厳しい大型店同士の競争で古くなった大型店の建替え
で2年をかけて今年オープンした「フジグラン広島」が輝いて見えます。この辺
りが東側の端っこです。ここからまた西へと向きを変えます。
少年にもやっと光が差し始め、水の流れる音が聞こえました。雪が解け、川と
なり、やがて大きな滝となりました。そこは天使たちが集い、無邪気の遊ぶ場
少女は果実の森でおいしい果実を口にしている時、少年は以前2人で見た
きれいなもみじの場所を思い出し、「もみじの丘」へ行くと、少女との再会を
果たすことができました。
そして2人は幸せの国を気づかせてくれた大きな輝く木を見に行こうと帆船に
のりました。2人の再会を祝福するようにクジラやイルカが集まってきました。
イルカに案内されて着いたところが、たくさんの人でにぎわう港町でした。
音楽堂では、楽しい演奏に踊りだす人や一緒に歌う人もいます。2人が知っ
ている人たちが次々と現れます。今まで仲よくできなかった友達、ありがとう
といえないままそれっきりの友達、2人とも余りにもたくさんの人と出会ってい
たことに驚きました。仲間を思いやることと感謝の気持ちは、忘れてはならな
い大切なことだと改めて知らされたのです。
2人は夢と希望を胸に抱きながら、大きな輝くきの前に立つと、今いる場所は
「幸せの国」であることを確信しました。
との物語です。詳しくはこちらをどうぞhttp://www.dreamination.com/
東日本大震災復興支援ということで、「絆」のオブジェもありますし、仙台市の
一番西の端は「平和大橋」です。そこから原爆ドームが見えますが、川沿い
にイルミネーションも点灯されています。
再び出発地点へと帰っていきます。南側から北側に移り、アナクラウンプラザ
(旧全日空ホテル)前です。
大きな輝く木が道路向かいに見えます。かけ足で約1時間かかりましたが、
「ひろしまドリミネーション」の140万球の光の祭典いかがでしたか。
汗をかきながらたどり着いたのが上八丁堀の忘年会会場です。その会場の
隣に中国地方で最も高いビル(166m)の「アーバンビューグランドタワー」が
あります。「ドリミネーション」の期間ライトアップされています。
忘年会会場は「八丁堀シャンテ」ですが、今回2回利用しましたが、実は明日
25日で閉館となり、取り壊されることとなりました。ここでもイルミネーションが
ありましたが、何だかさびしそうでしたよ。
天満屋の閉店、宝塚会館の閉館、そして八丁堀シャンテの閉館。思い出のあ
るそれぞれの施設がなくなるのは、競争世界ですので仕方がないことかも知れ
ませんが、何だか広島の長年培われてきた文化が1つ1つ消えていくようで、
残念でなりません。
「ひろしまドリミネーション」は年々充実してきており、今では冬の風物詩として
の観光資源となっているようですが、宣伝不足なのでしょうか。札幌のイルミネ
ーション、神戸のルミナリエなどに比べ、注目度が今イチのようです。
この平和大通りは5月3日から5日までの3日間「ひろしまフラワーフェスティバ
ル」があり、3日間で約168万人で賑わい、日本でも有数の人出となってますの
で、ぜひそれぐらい有名になって、観光客が増えて欲しいですね。
イルミネーション観光の後は今が旬の「広島カキ」料理や熱々の「広島お好み
焼き」などのグルメも楽しむこともできますよ。
ドリミネーションの点灯期間は平成24年1月3日(月)までで、毎日17:30~
23:00まで点灯されています。光のシャワーを浴びながら、いつもと違う広島
の街で思い思いの冬の散歩をお楽しみください。